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出演者の“熱愛説”もあったドラマ『不滅の恋人』の主演3人は今、何をしているのか

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真=『不滅の恋人』公式サイト)

今夜の放送で、いよいよ残り4話となる韓国時代劇『不滅の恋人』(NHK総合)。

クライマックスが近づいているだけに、イ・フィ、イ・ガン、チャヒョンの動向が気になるところだが、韓国で放送されたのは2018年3~5月。つまり放送からすでに丸1年以上が経っていることになる。

『不滅の恋人』を通じて知った女優、俳優が現在どう過ごしているのか気になる人もいるはずだ。主演3人の現在を見ていこう。

チン・セヨンは新作時代劇に出演!!

まずヒロインのチャヒョンを演じた女優チン・セヨンだ。

『不滅の恋人』の出演を終えた彼女は今年2~4月、ドラマ『アイテム』に出演。『不滅の恋人』とはうってかわるミステリアスな現代劇だった。チン・セヨンは、ソウル警察庁のプロファイラー役を務めた。

ただ『オクニョ 運命の女(ひと)』『不滅の恋人』を立て続けにヒットさせ、“時代劇クイーン”の異名を持つようになったチン・セヨンだけに、ファンの関心は時代劇への出演だろう。

そんなファンの期待に応えるかのように、12月14日からは彼女が主演する時代劇『揀択(カンテク):女たちの戦い』(原題、TV朝鮮)の放送が始まる。

(参考記事:【写真】主演チン・セヨンの新作『揀択(カンテク)』ビジュアルをスピード入手!!

「揀択」(カンテク)とは朝鮮王朝時代、王室の女性となる者を選ぶ行事のことを意味する。『揀択』の舞台は朝鮮王朝時代で、チン・セヨンはある目的のために王妃を目指す女性を演じる。

ちなみに、韓国で『不滅の恋人』が放送終了した10日後に、チン・セヨンとイ・フィを演じたユン・シユンに“熱愛説”が浮上したことも。

しかし、その報道が出てから1分後にチン・セヨン側が熱愛説を否定し、ユン・シユン側も否定したことでハプニングに終わった。

ユン・シユン、チュ・サンウクも存在感

そんなユン・シユンも、順調に俳優生活を過ごしている。

2018年7~9月にドラマ『親愛なる判事様』に主演。優秀な判事である双子の兄の代わりに、法廷に立つことになった前科者の弟が判事として成長していく物語なのだが、ユン・シユンはその双子の兄弟を1人2役で演じた。

そして今年4~7月に韓国で放送された時代劇『緑豆の花』にも出演した。同作で演じたペク・イヒョンは悪役だったが、「ジャンル不問の表現力とそれを後押しする演技力で、作品ごとにハマり役を更新している」(『メイル経済』)などと、高い評価を受けている。

国王イ・ガンを演じたチュ・サンウクも、精力的に俳優業を続けている。

2018年12月~2019年2月に放送されたドラマ『運命と憤怒』で主演を務め、2020年1月にはドラマ『TOUCH』の放送を控えている。『不滅の恋人』以降、時代劇の出演がないのは残念だが、チュ・サンウクはプライベートも充実しているようだ。

女優で妻のチャ・イェリョンが最近、チュ・サンウクと娘が遊ぶ様子をインスタグラムに公開して、話題になったりした。小さな娘をメリーゴーランドに乗せている写真で、チュ・サンウクの優しく穏やか表情は、『不滅の恋人』で見せた苛烈な演技とは大きく異なり、興味深い。

いずれにしても『不滅の恋人』で主演を務めた3人は、現在も韓国ドラマ界でたしかな存在感を示している。そんな3人の共演が見られるのも残りわずかとなってきただけに、今夜の放送を楽しみたい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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