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【河内長野市】雨の日も安心!楠小学校区に室内空き地「あきち」が21日グランドオープンします

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

以前市内に住む地元の人と会食する機会があった際、「河内長野は広くていろんな地域があるのに、河内長野駅前ばかりイベントが多い。たまにあるのが南花台だ」と少し嘆いておられるのを聞きました。

南花台はサッカー場ができ、河内長野駅前はふたつの高野街道が合流する旧長野村以来の中心地で、河内長野の「長野」そのものなので仕方がない部分があります。しかし朗報です!次の日曜日、南海滝谷駅近く、楠小学校区にも新しいスポット誕生とオープニングイベントが開催されます。

楠小学校
楠小学校

楠小学校区を河内長野市立小・中学校の校区一覧表(平成27年)(外部リンク)で確認すると、楠町をはじめ次のようになっていて、けっこう範囲が広いことがわかります。

あかしあ台一丁目・あかしあ台二丁目1番、2番・(あかしあ台二丁目3番~8番)
2市町 6・北貴望ヶ丘・南貴望ヶ丘・(小山田)2,8,9・木戸町 2,6・木戸西町一丁目
木戸西町二丁目・木戸西町三丁目・楠町西・楠町東・(自由ヶ丘)・桐ヶ丘
松ヶ丘東町・松ヶ丘中町・松ヶ丘西町・原町二丁目3番~7番・原町四丁目8番・(原町四丁目9番、10番)

新しいスポットは「あきち」です。空き地と言えば、河内長野駅前の「AKICHI DE PARK」が誕生しましたが、今度は楠小学校区の松ヶ丘中町にも新たに誕生するとのこと。

実際に現場にと行ってみましたが、コノミヤ河内長野店の横に空き地を見つけました。どうやらここではないようです。

実はコノミヤ河内長野店の中にある室内空き地だというのです。室内空き地?いったいどういうことでしょう。

この前の日曜日14日からプレオープンということなので、どのようなものか実際にコノミヤ2階にある現場に行って見ることにしました。

コノミヤ河内長野店です。この階段を歩いて2階に行きます。

階段のほかエレベーターもあるので、バリアフリーに対応しています。

2階には2店舗入居していますが、それ以外のフロアは、確かに空き地ですね。見ると奥で人が集まっています。

とても賑やかそうですね。その場にいらした、運営スタッフの田代佳祐さんと尾本洋史さんからお話を伺いました。「あきち」は、楠小学校区つながろ会が中心になり、ボランティアの運営スタッフにより計画され、運営されているとのこと。

「あきち」設置目的は、児童や生徒が安心して自由に遊べる場所を作るためです。背景には共働き世代増加で、休日や放課後に自宅で遊ぶことが増え、友人と遊ぶ機会や地域に出る機会の減少があったからとのこと。

子どもが大好きなプラレールがあります
子どもが大好きなプラレールがあります

運営については、楠小学校区の地域活動を支援する楠つながろ会外部リンク)を中心に、子育て中のご両親と一緒に進めているプロジェクトで、田代さんや尾本さんら5人が中心になって行っています。またこども家庭庁が定めるこども基本法に則って運営しているとのこと。

場所柄、楠小学校校区のグループが中心ですが、小学校区外の人も利用可能です。そして「あきち」を長く続く居場所にするため、運営する側も楽しめる無理なく活動できる体制構築を目指しているそうで、大人も楽しめる空間づくりを目指しています。

「あきち」では、現在子どもがワクワクする居場所を一緒に作ってくれるメンバーを募集中です。さて、改めて空き地を見ましょう。画像のじゅうたんのエリアだけは土足厳禁で飲食不可です。

奥に黒板があり自由に落書きや絵が描けます。

柱にも描けるようになっています。運営スタッフによると、チョークで描けるように、子どもたちを含めたみんなで壁や柱にペンキを塗ったとのこと。

ゲームを楽しんでいる親子がいました。一緒に楽しんでいる親御さんも「家の近くにこんな場所ができてうれしい」と喜んでいました。

使っているテーブルと椅子は、地元河内長野のおおさか河内材を使用しました。テーブルでは飲食も可能とのこと。

おおさか河内材の刻印もみんなでやったそうです。

そんな「あきち」ですが、平日は親御さんは仕事で見守れません。しかし、子どもが安心して遊べるように見守る人がいます。それはつながろ会のボランティアスタッフで、現役をリタイアした人たちが交代で行うそうです。

本棚もあります。要らなくなった本や寄贈本などが入っており、自由に本が読めます。

運営スタッフによれば、もともとはケーズデンキが入っていた建物とのこと。ケーズデンキ撤退後にコノミヤが入りました。コノミヤは1階部分だけ入ったので、2階部分が、1部を除き「空き地状態」になっていたのです。

そこを活用しようと、今回のプロジェクトがスタートしたのです。プロジェクト開始に当たり、つながろ会に河内長野市からの後押しもあったそうです。

ほとんど未稼働だった2階部分に人が集まれば賑やかになりますし、子どもが遊んでいる間に、大人が1階で買い物や同じフロアにあるフィットネスや歯医者さんに行くことも可能。コノミヤの売上向上にもつながります。

「あきち」は、21日日曜日に、グランドオープンとしてオープニングイベントを開催します。11時からオープニングセレモニーが行われ、下記の来賓の方々が出席されて挨拶があるとのこと

  1. (株)コノミヤ代表取締役(未定)
  2. 河内長野市長
  3. 河内長野市市議会議長
  4. 大阪府議会議員
  5. 楠小学校校長
  6. 河内長野市自治安全部長
  7. 河内長野市自治安全部 自治協働課長

オープニングセレモニーの後、11:30からマルシェ出店とワークショップがあります。

  • お月様ファーム(お弁当)
  • Kitchen穂(手まりむすび弁当・お米とナッツのキャラメリゼ)
  • pieni aiku(天然酵母パン)
  • monzen.(自家製シロップのソーダ割り・そば粉の焼き菓子)
  • 苺屋つむぎ(いちご直売)
  • Cofee Labo GREEN ROSE(焙煎珈琲)
  • プラスウッド(色鉛筆づくり)
  • 大阪府森林組合(木のサイコロづくり)

「空き地」と言えば屋外にあるものとばかり思っていましたが、雨風の影響も無く、トイレもあり、防犯上も安心の建物内の空き地を使って新しいことをやろうというのは、空き地の概念を覆す気がしました。

ということわけで、コノミヤ河内長野店2階に誕生した空き地を紹介しました。楠小学校区で子どもや地域の人が楽しめる場所として、末永く続けられる空間にして行きたいと意気込んでおられました。

長野商店街の空き地「AKICHI DE PARK」は平面的ですが、コノミヤ河内長野店の空き地「あきち」は立体的です。どちらも人が集まる活気のある場所になれば良いですね。

みんなのひろば「あきち」

住所:大阪府河内長野市松ケ丘中町1290-1 コノミヤ河内長野店2階

運営時間:平日13:00~19:00、土日祝10:00~17:00

定休日:不定休(instagramにて掲示)

アクセス:南海滝谷駅から徒歩10分

instagram(楠小学校区まちづくり協議会 楠つながろ会)

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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