Yahoo!ニュース

【京都市左京区】京都出身の「光の風景画家」奥村厚一の大回顧展

くまライター(京都市)

京都出身の日本画家で、風景表現を一貫して追求した奥村厚一(1904〜1974年)が亡くなって50年。数々の風景画やスケッチなど約150点を展示し、その生涯をたどる回顧展が左京区の京都市京セラ美術館で始まりました。

奥村厚一とは

奥村厚一は京都に生まれ、市立絵画専門学校研究科(現在の京都市立芸術大学)に進学し、そのかたわらで日本画家の西村五雲(にしむらごうん)に師事しました。

叙情豊かなん風景画で評価を高め、画壇の地位を確立しますが、1948年(昭和23年)にはあらたな日本画の表現を目指す「創造美術」の結成に参加します。

独自の画風を模索し、後年はそれまでの繊細な描写から太い描線を用いたり、風景の断片を大胆に切り取った作品や、抽象的表現にも接近した作風を生み出し、すぐれた作品を多く残しました。

没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家 展

今回行われる「没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家 展」は、奥村の初期から晩年の作品を、各時期の代表作で振り返ります。

中には新発見の作品や再発見された作品もあり、奥村の全貌が知れる回顧展です。

「山の画家」とも呼ばれた奥村は、山や自然に分け入り、精緻なスケッチを数多く描いています。今回の回顧展ではこれらのスケッチを、かつてない規模で紹介しています。

代表作とされる作品はもちろんいいのですが、このスケッチがまたいいのです。

会場は京都市京セラ美術館

「没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家 展」は、京都市京セラ美術館の本館 北回廊1階で開催されています。

京都市美術館として1933年(昭和8年)に開館した歴史ある美術館で、本館や正門、東門など、建造物・工作物7件が国の登録有形文化財に登録されています。

2020年(令和2年)のリニューアルで「京都市京セラ美術館」となりました。

京都市美術館時代の1976年(昭和51年)には「奥村厚一遺作展」を開催。今回はそれ以来の大規模な展示となります。

「没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家 展」は、2024年9月8日(日)まで開催されます。

没後50年 生誕120年 奥村厚一 光の風景画家 展
会場/京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階
会期/2024年7月19日(金)〜9月8日(日)
開館時間/10:00〜18:00(最終入場は17:30)
     ※8月30日(金)、31日(土)は夜間開館を実施
      10:00〜20:00(最終入場は19:30)
休館日/月曜日(祝・休日の場合いは開館)
観覧料/一般 1,800円、大学生・高校生 1,300円、中学生・小学生 1,000円
Webサイトはこちら

ライター(京都市)

大阪生まれの大阪育ち、京都在住のライター・DTPデザイナー・イラストレーターです。京都の情報誌を経てフリーランスになりました。よろしゅうおたのもうします。

くまの最近の記事