リーダーの素質がある子の5つの特徴【現役教師が解説!】
クラスのレクリエーションを計画することになった時のこと。Tさんは、「みんなの意見を聞いてみよう」と提案し、黒板に出てきた様々なアイデアを上手にまとめていきました。そして、あまり発言していない子にも「どう思う?」と優しく声をかけ、全員が参加できる形に持っていったのです。
子どもたちの中には、このように自然と周りの人をまとめ、みんなを良い方向に導いていける子がいます。どんな特徴を持っているのでしょうか?
今日は、私が20年の教師生活で出会った、リーダーの素質を持つ子どもたちの特徴について解説します。
リーダーの素質がある子の5つの特徴
1. 誰の意見も大切にできる
みんなの話をしっかり聞き、どんな意見も否定せずに受け止めます。学級会で「それ、いい考えだね」「〇〇さんの意見に付け足しで...」と、友だちの発言を上手につなげていくTくん。その姿勢に、クラスの話し合いが活発になっていきました。
2. 率先して行動できる
誰かに言われる前に、自分から必要な行動を起こせます。掃除時間、「ここを私がやるから、みんなであっちをやろう!」と自然に役割分担を提案するMさん。スムーズに活動が始まっていきます。
3. 責任感が強い
自分の役割をしっかりと果たし、最後まで投げ出しません。委員会の仕事で困ったことがあっても、「なんとかしよう」と工夫を重ねるRくん。その姿に、他の委員も励まされています。
4. 周りへの気配りができる
みんなの様子を見ながら、必要なサポートができます。グループ活動で、苦手な子に「ここはどう?手伝おうか?」とさりげなくフォローするSさん。でも、決して押しつけがましくありません。
5. 問題解決力がある
トラブルが起きたとき、冷静に対応し、解決策を考えることができます。遊具の使い方でもめている下級生たちに、「順番に使うのはどう?」と具体的な提案ができるFくん。その場に合った適切な解決方法を見つけられます。
まとめ
リーダーの素質がある子どもたちには、意見を受け止める力、率先行動力、強い責任感、気配り上手な性格、問題解決能力という特徴があります。これらの特徴は、クラスや集団の中で、温かい雰囲気づくりに大きく貢献しているんです。
でも、大切なのは、これらの特徴は決して特別な才能ではないということです。誰もが持っている素質であり、経験を重ねることで育っていく力なのです。
ちょこっとアドバイス
リーダー的な存在の子どもに、あまり重圧をかけすぎないでください。時には失敗することもあっていいんです。「みんなのことを考えられたね」「困っている人に気づけたね」など、プロセスを認めてあげることで、子どもたちは自然とリーダーシップを身につけていきます。
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