【管理栄養士解説】離乳食始まったら便秘!?ママに知ってほしい6つのこと
こんにちは!元病院・保育園管理栄養士ママのしょこです。
離乳食の不安を減らして、ママと子の笑顔を増やす離乳食を目指して発信をしています。
離乳食を始めた途端、便秘になったという声をよく聞きます。
私の娘もそうでした。便秘は腸内環境の悪化を示すサインです。
意思表示が難しいため大人がしっかりケアすることが大事です。
今回は知ってほしい6つのことを紹介します。
1、離乳食が始まるとなぜ便秘?
2、離乳食前後のうんちの違い
3、毎日出ていても便秘?!便秘の定義は?
4、子どもの便秘チェック
5、こんな便秘は注意!
6、子どもの便秘は大人と違う
1、離乳食が始まるとなぜ便秘になる?
母乳やミルク以外の固形物を食べるようになると、腸内環境の菌のバランスが変化し便秘になりやすくなります。水分量が減ることも要因の1つです。
特に多い時期が離乳食開始時期ですが、開始後しばらくしてからなる子、離乳食が進むにつれてなる子と個人差があります。
いづれも一時的なもので離乳食を遅らせる必要はありませんが、お子さんの体調やどんなうんちか観察しておくと良いでしょう。
離乳食期から慢性的な便秘にならないよう対処法を知ることも大切です。
2、離乳食前後のうんちの変化
水分から固形物の摂取が増えるため、だんだん形のあるうんちになってきます。
個人差もあるが、大腸にとどまる時間が長くなり匂いも強く大人の便に近づいて行きます。
3、毎日出ていても便秘!?便秘の定義は?
実はきちんとした定義がありません。日本小児栄養消化器肝臓学会によると
毎日うんちが出ていても、便の状態(色や硬さ、量)とお子さんの様子で判断することが必要です。
4、子どもの便秘チェック
お子さんはどうですか?1つでも当てはまったら便秘の可能性があります。
5、こんな便秘は注意!
合わせて知っておきましょう。
6、子どもの便秘は大人と違う
子どもと大人では腸の機能が違います。
大人:直腸にある程度ウンチを溜めてから自分の意志で肛門括約筋を動かし排便
S状結腸に便が溜まる。
子ども:直腸や肛門の機能が未発達、1歳すぎると大脳から便意を感じられるように直腸の中に便が溜まる。
子どもの便秘は直腸性便秘が多いです。
発達が未熟なため便意に気付かない・起こらないことでたくさん溜まり続けてお腹がパンパンになります。一気に大量のうんちや苦しくてグズグズになるのはこれが要因です。腹痛やお腹の張りを感じやすいのも特徴ですね。
最後に!
離乳食時期は、意思疎通が難しいですが、お子さんのうんちや体調のチェックを行い慢性的な便秘にならないよう気を付けたいですね。
幼児期以降になると、排便時の苦痛で「うんちを出すのが嫌」、「園や学校のトイレでするのが嫌」など心理的な原因で便秘になることがあるので、スルッとうんちが出る、生活リズムや食生活を整えて行きたいです。
良いうんちを作る離乳食についても今度まとめますね。