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カップラーメンやインスタントラーメンは水で作れる! 災害時の「ローリングストック」にオススメ

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン
非常食としてカップラーメンはオススメ(写真:イメージマート)

石川県能登地方で1日に発生した最大震度7の地震。その被害は甚大で一日でも早い復旧が待たれる。

災害時に最も重要なことのひとつとして食料の確保が挙げられる。2011年の東日本大震災をきっかけに食料の備蓄を日常的に行っているという家庭も多いと思う。

しかし、一度非常食を揃えても、こまめに賞味期限を確認しておかないと、いざという時に使えないという事態にもなるので注意が必要だ。

提供:イメージマート

そこで推奨されているのが「ローリングストック」という方法だ。

普段食べ慣れている食品を防災用にも備え、日常生活で消費をしながら定期的に買い足してストックしておくという方法である。

ローリングストックでオススメなのがカップラーメンやインスタントラーメンだ。

発売されている種類が豊富で、長期保存も効く。

家族で備蓄しておく場合も、それぞれの好きなものを買っておけば良い。日常的に食べて、その都度新しいものを買い足すのも楽しい。

災害時もお湯を注麩だけで作れてしまうので、非常食としても大変優れている。

カップラーメンの賞味期限は約半年で設定されている。

これはメーカーに関係なく約半年で設定されていることが多いので、大変覚えやすい。ちなみに袋麺は8ヶ月ぐらいで設定されていることが多い。

災害では電気や水道、ガスなどが止まってしまうことも少なくない。そんな時はどうしたら良いか?

カップラーメンは水さえあれば食べられる
カップラーメンは水さえあれば食べられる提供:イメージマート

実は、カップラーメンやインスタントラーメンは災害時にお湯が使えない場合でも食べることができる。

水で作った場合、30分ぐらい待てば十分美味しいラーメンが完成する。お湯で作る方がもちろん美味しいが、水で作っても麺や具の状態は特に問題なし。油分の分離が目立つ場合もあるが、よくかき混ぜて食べればOKだ。

水も使えない場合は、油揚げ麺(フライ麺)については一度火を通してあるのでそのまま食べても問題ない。

一方、ノンフライ麺は水では戻りにくく、そのまま食べるのもオススメできない。

今のノンフライ麺は、お湯さえ使えれば本物のラーメンに負けないぐらい美味しいので、もちろん備蓄しておくのは良いが、フライ麺の商品も必ず買っておこう。

ローリングストックについては農林水産省のページに各社のリンクがまとまっているので、目を通しておこう。

災害はいつどこで起こるかわからない。食料の確保を日常から意識しておこう。

ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

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