ホークス2軍がリーグ新5連覇! 水上2軍監督、感無量の胴上げ
決勝打は真砂。松本4勝目
9月16日のウエスタン・リーグ。ホークスはナゴヤ球場で2位ドラゴンズと対戦。上位直接対決に勝利して、ウエスタン・リーグ優勝を決めた。5年連続11度目(前身含む)。
【9月16日 ウエスタン・リーグ ナゴヤ球場】
ソフトバンク 001001100 3
中日 000100000 1
<バッテリー>
【H】○松本(4勝1敗)、嘉弥真、寺原、バリオス、S飯田(1勝5セーブ)――斐紹、細川
【D】●阿知羅(7勝3敗)、セプティモ、金子、福谷――赤田
<本塁打>
なし
<戦評>
マジック2としていたソフトバンクが2位ドラゴンズとの上位対決に勝利してウエスタン・リーグ優勝を決めた。リーグ記録を更新する5連覇となった。
ソフトバンクは3回に4番塚田のタイムリーで先制。同点とされたが、6回に6番真砂の左中間タイムリー二塁打で勝ち越した。先発の松本は変化球主体の投球で中日打線をかわし、6回途中1失点で4勝目。寺原、バリオス、最後は飯田が登板して1軍経験豊富なリリーフ陣で逃げ切った。(了)
水上2軍監督V5に安ど「選手たちがカバーしてくれた」
水上善雄2軍監督が今年も宙を舞った。
2軍の優勝ながら感無量の表情。「1軍から手伝いに来る選手や、多くの主力を預かっていながら思ったように勝ち星が伸びない時期もあり、私自身反省しました」。シーズン序盤はドラゴンズに最大7.5差も引き離された時期もあった。
「ある意味、監督のミスの選手たちがカバーしてくれた」
若鷹の成長を実感
この日先発した松本裕樹や、昨年までは3軍が主だった笠原大芽ら若手投手の成長。この試合で決勝打を放った真砂勇介や現在1軍にる釜元豪ら若手野手の底上げもある、実のある1年だった。
筑後元年での優勝
また、筑後移転元年でつかんだ優勝も喜びいっぱいだ。
「本当にいつも大きな声援や拍手で選手たちを勇気づけてもらっています。その声は常に耳に残っています。筑後に移って本当によかったです」
10月1日には「ファーム日本選手権」が宮崎で行われる。こちらは2年連続ファーム日本一をかけた戦いとなる。(了)
塚田正義がリーグタイのシーズン120安打
チームはリーグ記録をさらに更新したが、4番に入った塚田正義はリーグ記録に並ぶ快挙だ。第2打席の同点タイムリーが今季120本目の安打。‘14年に同僚の牧原大成がマークしたシーズン最多安打記録に並んだ。
「うーん、なんと言っていいのか。それだけファームに長くいるってことですからね」と微妙な表情。今季は1軍出場1試合、1打席のみ。それも見逃し三振に倒れている。
喜びより悔しさの方がはるかに大きな勲章だが、それも成長の糧に、今後の飛躍につなげるつもりだ。(了)