10年ぶりの寒波襲来の合間に見られた穏やかな気候となった2023年1月26日に奥嵯峨を歩いてみました。竹林の小径は、野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へ抜ける約400メートルの道。手入れされた竹林が道の両脇に続く、京都を代表する観光名所です。その竹林にも雪の花が見事に咲いて、幻想的風景となっていました。

　その竹林の径を抜けたところにある「京都嵯峨たまごや」さんが前から気になっていましたが、小腹も空いたので入ってみました。

　こちらでは、京都の高級老舗料理店や旅館などでも使われている朝どれの「特別濃厚卵」を販売されています。

　店頭のガーデンスペースで名物の「赤にぬき」や「たまごやのぷりん」に「たまごかけごはん」などを食べることができます。もちろんおでんと熱燗で一杯なんてことも。京ことばでは、ゆで卵のことを「にぬき」と言います。「煮抜いた」から来ている方言ですね。この「赤にぬき」、むちゃくちゃ美味いです。さすが「たまごや」さん。

　さて、かやぶきの里美山町のキヌヒカリ米と専用だしで食べる「たまごかけごはん」を注文すると、白ご飯に新鮮卵が二つも。色がほんとに綺麗で食欲をそそります。ほんでもって美味い。たまごたまごした濃厚な味が口いっぱいに広がります。

　もう一つのお薦め「たまごやのぷりん」は、プリンとムース、シロップの３層仕立て。弾力のあるやわらかプリンではなく、ザクっとスプーンが入る卵の味と香りがしっかりした美味しいプリンです。

　こだわり卵のマヨネーズなども販売されています。普段は80代のご夫婦で切り盛りされているお店ですが、オーナー店主はご子息だそうで新鮮な美味しい卵の確保や配送に奮闘されておられるということでした。

　嵐山・嵯峨野観光にお越しの際はぜひお立ち寄りください！

　こだわり卵専門店 たまごや（京都嵯峨たまごや）京都市右京区嵯峨小倉山堂ノ前町２４−３　075-881-3536