どうなる?異次元少子化対策ついに発表!
昨年(2022年)に生まれた赤ちゃんの数は前年比5.1%減り、1899年の統計開始以来初めて80万人を割りました。
そんな中、政府が打ち出す新子育て制度【異次元少子化対策】が発表となったので詳しくまとめました。
児童手当の拡充
所得制限撤廃&増額&延長
・ 高校生までの支給対象拡大
・ 第2子以降の増額
・ 所得制限の撤廃
児童手当については以上の3点が検討されています。
第2子以降の増額は2人目3万円、3人目以降6万円との案も…!
所得制限の撤廃は完全に一律となるのか、それとも特例給付は残るのかは不明です。
学校給食費の無償化
小中学校の給食費の将来的な無償化を検討
食材高騰で給食費が過去最高となる中、無償化の実施有無で自治体格差が広がっています。
こちらが実現すると、地域格差や自治体格差がなくなるかもしれません。
住宅ローン金利の優遇
子育て世帯が住宅ローンを組む際にローン金利を引き下げ
長期間固定金利の【フラット35】については子育て・若者の世帯の金利引き下げをに加え「多子世帯についてはさらに引き下げる」案も。
公営住宅などに入りやすくする仕組みつくりも検討中とのこと。
出産費用の保険適用
出産費用を保険適用とすることで出産費用を一律とする
出産費用を保険適用とし、その自己負担分を国が支援することで実質無償化するよう検討中。
こちらは2026年度以降の実現を目指しているそうです。
保育所の利用要件の緩和
親が短時間勤務や専業主婦の世帯でも制限なく利用
親の就業に関わらず保育所等を利用しやすくなる「こども誰でも通園制度」を検討!
奨学金制度の拡充
給付型奨学金などの対象を拡大
返済不要の「給付型奨学金」と授業料減免の対象を多子世帯や理工農学系の中間層(世帯年収600万)に拡大予定。
両親と子2人の世帯の場合で年収380万円未満の要件を世帯年収600万円に引き上げるそうです。
更に、在学中の授業料を免除する出世払い奨学金も検討中とのこと…!
その他の対策
ご紹介した以外にも、
・産後パパ育休の給付率を8割→10割に
・時短勤務時(2歳未満)に下がった分の手取りの給付
・3歳~小学校就学前までのテレワークや短時間勤務など柔軟な働き方を導入
・自営やフリーランス等国民年金の第一号被保険者について育児期間の保険料免除
・子連れが窓口で並ばなくて済む「こどもファスト・トラック」設置
などの対策が検討されています。
2024年度から3年間で実施!?
ついに全貌が見えてきた異次元少子化対策。
こどもファスト・トラックのようにすでに始まったものもありますが、
全体的な取り組み開始は2024年度から3年間とのこと。
財源もスピード感がなさすぎるのも心配なところです…
皆さんは実現してほしい制度はありましたか?
財源面も含め、今後も目が離せない異次元少子化対策。
「異次元」の名のもと、しっかりと決断と実行をしてほしいなと思います。
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