【防災】お金をかけずに災害に備える!「0円防災」3選
もと海上保安官で2児の母、6年前の西日本豪雨で被災した川崎みさです。
南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)や東北での台風被害、茨城では8月19日未明に北部を震源とした地震が起こるなど、例年以上に「防災・減災」を意識することになったこの夏。必要経費だと思いつつ、防災グッズの買い足しで予定外の出費にため息をついたのはわが家だけでないはずです。
しかし、お金をかけなくてもできる「災害への備え」はたくさんあります。そこで今日は、海上保安官時代の経験をもとにわが家でやっている「0円防災」を3つご紹介します。
1.小まめに爪を切っておく
子どもや自分の爪を小まめに切っておくのも、「災害への備え」のひとつ。
爪が伸びていると、避難の際に慌てて自分の身体を傷つけてしまったり、モノにぶつかって爪が割れたり剥がれたりしてケガをしてしまう場合があります。また、爪が伸びていると、垢やバイ菌が溜まりやすく不衛生です。6年前の西日本豪雨災害では、真夏に1カ月以上断水になり、いつも通りの頻度で手が洗えなかったこともあり、なるべく爪は小まめに切るようになりました。
2.不用品で「防災ハンカチ」をつくる
両親名前と連絡先
祖父母の名前や住所
子どもへのメッセージなど
家にある使わなくなった布ハンカチに、油性マジックで必要な情報を書くだけで「防災ハンカチ」が作れます。
わが家の子どもたちは、祖父母のフルネームは知っていても、詳しい住所や電話番号までは覚えていません。しかし、この「防災ハンカチ」があれば最悪の場合、親に何かあってもスムーズに祖父母に連絡が取れるはず。転勤族で近くに頼れる親族もいないため、新学期がはじまる前に「保険」のような気持ちで、子どものランドセルに入れました。
「防災ハンカチ」は個人情報が満載なので、ランドセルのチャック付きのポケットに入れて普段は触らないように子どもに伝えています。
3.「近所の散歩」で体力維持
毎日のように熱中症警戒アラートが出ていると、クーラーの効いた部屋にこもりがちになってしまうので、わが家では朝の涼しいうちに近所を散歩して、体力が落ちないようにしています。
災害時に逃げ切れる足腰を保つ、子ども達の運動不足解消、わたしのダイエットも兼ねた一石三鳥の早朝散歩。「ただ近所を散歩するだけ」でも立派な災害への備えになります。海上保安官時代の経験から言えば、「災害時に避難できる身体」が一番役立つものだと思っています。
お金をかけずにできる「0円防災」3つ
1.小まめに爪を切っておく
2.不用品で「防災」ハンカチをつくる
3.「近所の散歩」で体力維持
お金をかけなくても災害に備えることはできます。日本のあちこちで地震や台風被害が出ており、落ち着かない日々が続いていますが、日常生活を送りつつ、お金の面でもムリのない範囲で災害に備えたいと思っています。