全勝対決に挑む2階級制覇王者
WBA/WBOスーパーウエルター級、そしてWBOミドル級タイトルを獲得した、32戦全勝19KOのデメトリウス・アンドラーデ(35)。来たる25日に、WBC暫定スーパーミドル級王者、デビッド・ベナビデス(27戦全勝23KO)に挑む。
先日、カリフォルニア州サンカルロスでキャンプを張っていたアンドラーデが練習を公開した。
後にプロのウエルター級で世界タイトルを奪取するキース・サーマンに勝利して米国代表となり、2008年の北京五輪に出場したアンドラ―デは、ジョージア人選手、ロシア人選手を下して準々決勝に出場。
金メダル獲得が期待されたが韓国代表のベテラン、金貞柱に敗戦。その結果を受け入れられず、即、プロ転向を決めた。
今日まで負け知らずで走ってきたアンドラ―デは言う。
「俺には多くの強みがある。この運動神経と確実な準備さえあれば、誰にでも勝つことが出来るよ。今回は、本当に素晴らしいキャンプになった。浮き沈みもあったが、それらを乗り越え、勝利するためにやるべきことは全てこなした。
あらゆるスタイルのファイターと戦ってきた。俺は毎回、相手の弱点を見つけ、何が適切であるかを理解して戦うんだ。
自分はキャリア全体を通して、このファイトを待ち望んできた。お互いにハートもあるし、力を発揮し合って素晴らしい試合になるだろう。
リングに上がるまで、ベナビデスの長所は分からない。が、彼は相手を圧倒する試合が多いな。11月25日に合わせてきたし、俺がベナビデスの弱点を知らしめることになるさ。
これ以上ないタイミングで、最高に価値のある試合が出来る。最高だよ」
負け知らずのサウスポーは、どんな戦いを見せるだろうか。