【家庭菜園】まずは栽培計画!確実に食費を減らすコツ
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
家庭菜園の目的として土と触れ合う喜びなどとよく言われます。
でも正直それだけじゃ続かないんです。
実際に食費が浮いてくれないと!
それなりのお小遣いを投入するわけですからリターンがなくてはつまらない。
そうでないとモチベーションは維持できません。
楽しい趣味にお得が加わればもう怖いものなし。
でも「楽しさ」と「食卓貢献度」のバランスはどうやってとっていくのか。
今回はその考え方を整理していきましょう。
楽しさ重視の失敗例
その野菜は日常的に買っている野菜なのか?
私が勝手に〈ラディッシュの法則〉と呼んでいるものがあります。
手始めにまずラディッシュを育て、そこで家庭菜園に飽きてしまうパターンです。
ラディッシュは種から簡単に可愛い大根が育ちます。
毎日大きくなっていく赤い大根を観察するのはとても楽しいのですが、そのラディッシュは普段からスーパーで買って食べている野菜でしょうか?
もちろんラディッシュを好むご家庭もありますがが、多くのおうちではそうではない。
収穫したラディッシュは消費されないままに終わります。
もしくはせっかく育てたからの義務感で食卓に登場し、やっぱりスーパーで買った野菜の方がおいしいよねーとなる。
野菜は最後に食べてこそ野菜なのです。
食費削減にもならず、これではラディッシュが浮かばれません。
食卓貢献度重視の失敗例
現実的に消費できる量を栽培しているか?
レタスの食卓貢献度は抜群に高い。
種も安価だし栽培も簡単、私も大好物の野菜です。
でも植えてさえおけば育つから!と大量に栽培しても労力の無駄。
日々使う便利なレタスでも日持ちはしないので結局生ごみとなってしまいます。
手間暇かけたオーガニック栽培でも食べ切れないものは食べ切れない。
食卓貢献度の高い野菜であっても実際に消費しない部分に価値はゼロ。
レタスに使う食費は減らせても、食べ切れないレタスにストレスを感じるだけです。
実際に美味しく食べ切れる量を栽培しましょう。
栽培計画を立てよう
家庭菜園に行き当たりばったりは禁物。まずは栽培計画を立てましょう。
意識しておくポイントは以下の3つです。
- 葉物野菜、実物野菜、根物野菜の違いを意識し、収穫が偏らないようにする
- 実際に購入して食べている野菜を選ぶ
- 自分のスケジュールと重ねて考える
収穫が偏らないようにする
葉物野菜は収穫可能期間が長く品種も多い。
一年中何かが収穫できます。
一度に種まきしてしまわずに、時期をずらして細く長く収穫しましょう。
実物野菜、根物野菜は年に一度か二度、一気に収穫となります。
一定の期間に大量に収穫できる野菜は、何株も栽培する必要はありません。
まずは自己消費できるだけ量より質を重視します。
多品種を少しずつ丁寧に育てることを心がけましょう。
その方が世話も行き届き成功率も上がるので、一株あたりの収穫量も増えます。
実際に購入して食べている野菜を選ぶ
普段食べている野菜なら問題なく食卓に上がるし、食費にも貢献します。
とにかく新鮮なので買うより良い!となり家庭菜園の定番野菜となるかもしれません。
ホームセンターでいろいろ苗を選んでいるうちに食べたこともない野菜の苗をついふらふらと買ってしまう。
私もよくやってしまいますがそれは余力でやるお楽しみ。
まずは慣れ親しんだ野菜から選んでいきましょう。
収穫時期を念頭にいれる
トマトやキュウリなどの夏の実物野菜、植えた以上は水やりという作業が発生します。
今はコロナ禍ですが、夏に家族旅行に行くご家庭なら水やり要員を確保する必要がでてきます。
野菜の生長スケジュールと自分のスケジュールを確認しておかないと、種からコツコツ育ててきた野菜を収穫直前で枯らす、多忙で収穫期を逃してしまうというパターンは珍しくありません。
無理のない栽培計画を立てましょう。
家庭菜園の終わりは食卓
家庭菜園というと栽培ばかりに目が行きますが、私は食べるまでが家庭菜園だと思っています。
一生懸命育てるのだから無駄なく美味しく料理して食卓に並べたい。
育てる前にちょっと栽培計画を立てておくだけで枯らすことや無駄にすることを防げると思います。
おいしいご飯の第一歩。
カタログやネットを見ながら家庭菜園の栽培計画をたててみませんか?