【札幌市中央区,東区&北区】札幌駅の建設中11番ホームと駅周辺の再開発を観察!
札幌駅の新幹線駅が2030年度末の開業を目指して工事を進行しています。
新幹線は現在の1番線をクローズしてできる在来線の駅の南側のスペースを通って、現在の創成川上に駅舎ができる予定です。そして1番線に代わるホームとして11番線を新設工事中です。
ということで、現在札幌駅は工事の真っ最中です!
こちらの予定図からも、そのホームの変更予定が見て取れますね。
ちなみに1番線がなくなり11番線ができた後、ホームの番号を1番線から振り直すことはしないようです。1番線はこのまま永久欠番になるのでしょうか?
まもなくさよなら、1番線
現在の1番線の様子。1番線と2番線で島式ホームを使っていますが、このうち1番線の方をおそらく壁で仕切ってしまうのでしょうね。
思い出たくさんの北側通路は、閉鎖済み。
駅北側には11番線を建設中なので、すでに北側連絡通路は通れなくなりました。ああ、かつてこの通路に、懐かしのドトールコーヒー、QBハウス、そして立ち食いそばの「そばーる」、そして多くのコインロッカーと団体旅行待ち合わせの「鐘の広場」があったのを、覚えている方もまだ多いのではないでしょうか。
2016〜19年当時、本当にこの付近は旅行会社のバッジをつけた方々で溢れかえっていましたね。
私も駆け出しの通訳案内士として、ここからラベンダーや芝桜に行く日帰りツアーの受付を日本語と英語で担当してバス旅行に添乗してたのが、つい昨日のことであるかのようの思い出されます。。。
そろそろこんにちは、の11番線。
さあ、それでは駅のもっとも北側にできつつある、工事中の11番線を見てみましょう。
ほぼ出来てきているようです。外の風景は見えるようになるのでしょうかね?まだわかりません。いろいろワクワクします。
私にとっては、ホーム同様に線路の配置も気になります。札幌から苗穂まで実車して、車窓より確認することにしましょう。(と言っても札幌滞在時には毎日通っているルートなのですが。。。)
真新しい線路がまぶしい!
線路の構造はとてもシンプル。札幌駅の構内を出ると、すぐにとなりにある10番線の線路に合流していました。
駅周辺の風景も、様変わりしていく。
また「札幌総合卸センター」と「ホクレンホームセンター」それぞれの跡地も次の時代への準備が始まっていました。
北7条東1丁目は1880年代から北海道製麻(帝国製麻)があり、1970年代にテイセンボウルとなったエリアでした。こちらは再開発が既にされております。そしてその隣の北6条東2〜4丁目の旧札幌総合卸センターエリアが現在再開発中です。
1960年代に建てられた「札幌総合卸センター」は、それ以前は北海道製麻(帝国製麻)の関係の繊維問屋がたくさんあったエリアでした。元々は豊平川の旧流路の分流が流れていたので、工業用水も確保しやすかったのでしょうね。
2020年にセンターは写真の右奥のビルに集約し、空いたスペースはホテルと病院になる予定とのことです。
そして北5条東7丁目の「ホクレンホームセンター」跡地。「苗穂駅連絡通」建設のため、約半世紀の歴史に幕を閉じました。1970年代以前は農機具工場があった場所でした。この後どうなっていくのでしょうね。
新しい新幹線駅は、木材、札幌軟石、煉瓦など北海道をリスペクトした素材でできていくようです。嬉しいなと思うと同時に、ぜひ再開発で貴重な歴史的な建造物が壊されて行くことがないように、と強く思っています。
なぜか鉄道関係の記事を書くとアクセスが劇的に上がりますので、今後もカフェやイベントの情報と共に、「炭鉄港」ガイドとして、そして札幌を深掘りするウォーキングツアーSAPPORO MACHINAKA RESORT ガイドとして、そしてこれからの札幌のための自転車ガイド(Sapporo Good Morning Ride)としても、今後も鉄道や歴史の話も発信していきたいと思います。
■ゆべーるの鉄道関係の記事■
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★札幌駅は中央区と北区にまたがっている
★苗穂駅エリアのD51とC62の動輪
★快速エアポート Uシートについて
札幌駅
住所:札幌市北区北6条西4丁目1-1
(駅ビルは中央区北5条)
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新幹線駅の情報については、こちら。