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最下位KTが15安打12得点で今季10勝目 3球場で「チェ投手」が勝ち投手に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ムン・サンチョル(写真:KTウィズ)

16日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

LGツインズ-KTウィズ(チャムシル)はKTが15安打12得点でLGに勝利。10勝に到達した。

KTは初回に4点を先制されるも3回に5点を挙げて逆転。5回にも4点を追加しリードを広げた。KT打線は4番のパク・ピョンホが3安打2打点、5番のムン・サンチョルが3回に4号2ランを放った。

KTの先発ウェス・ベンジャミンは6回を投げて2本のホームランを含む被安打5、失点5だったが、打線の援護を受けて4勝目(3敗)を挙げている。

最下位のKTは連敗を止めて10勝に到達。9位のハンファイーグルスが敗れたため、ゲーム差を1.5に縮めた。

◇5月16日(火)の結果

・LG 7 - 12 KT(チャムシル)

 勝:ベンジャミン

 敗:キム ジンソン

・キウム 1 - 4 トゥサン(コチョク)

 勝:チェ ウォンジュン

 敗:チェ ウォンテ

・ハンファ 1 - 3 ロッテ(テジョン)

 勝:キム ウォンジュン

 敗:カン ジェミン

・サムスン 2 - 8 KIA(テグ)

 勝:チェ ジミン

 敗:キム テフン

・NC 5 - 3 SSG(チャンウォン)

 勝:チェ ソンヨン

 敗:マッカーティ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「3球場で『チェ投手』が勝利」

この日はキウムヒーローズ-トゥサンベアーズ(コチョク)でチェ・ウォンテ(キウム)とチェ・ウォンジュン(トゥサン)が先発対決。チェ・ウォンジュンが勝ち投手となった。他球場でもチェ・ジミン(KIA)、チェ・ソンヨン(NC)が勝って、5チーム中、3人の勝利投手が「チェ投手」。いずれも今季初白星を挙げた。

韓国の姓はキム(金)、イ(李)、パク(朴)氏で全体の約45%を占め、チェ(崔)はその3氏に次ぐ4番目(約4.7%)。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

ハンファ戦の9回表1死一塁、代打で登場しサードの右を抜くレフト前ヒットを放った。その裏の守備で退いている。打率3割1分3厘。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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