暴風域の沖縄から 台風8号の被害状況
沖縄本島地方に”暴風・大雨・波浪”の特別警報発表中(8日午後11時現在)
台風8号の暴風域に入って18時間が経過した那覇。
断続的に強い雨や風が吹き、外出が困難な状況が続いています。
外は街路樹が根こそぎ倒れていたり、建物の中にいても窓が突風で揺れています。
『台風8号の被害状況』
【避難勧告】
那覇市沿岸部の一部など17の市町村のあわせておよそ54万人に避難勧告。
【最大瞬間風速】
渡嘉敷村 53.0メートル(8日午後2時頃)
那覇 50.2メートル(8日午後2時半頃)
【雨量】那覇 189ミリ(8日午後10時半までの24時間)
【被害】
浦添市 30代の男性がドアに手を挟まれ指2本を切断するすなど沖縄で29人がけが。
那覇市 木造平屋建ての食堂が強風にあおられて全壊。
読谷村 木が倒れ駐車場に停めていた車を直撃、ほか浦添市では中学校のグラウンドのわきにある部室の屋根が強風で飛ばされた。
【交通機関への影響】
沖縄を発着する空の便と沖縄本島と周辺離島を結ぶ海の便も8日はすべて欠航。沖縄本島の路線バス、モノレールは8日は終日運休した。
【停電】
沖縄本島を中心に10万4600世帯が停電
沖縄を長時間暴風域に巻き込んでいる台風8号は9日に九州の西に進み、10日は四国の南海上を通り11日夜には東海道沖へ。その後頃関東付近に上陸する恐れもあり警戒が必要です。