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藤井聡太竜王(19歳)8割復帰で勝率1位争いデッドヒート! 伊藤匠四段(19歳)連勝は12でストップ

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 1月22日・23日におこなわれた王将戦七番勝負第2局は、挑戦者の藤井聡太竜王(19歳)が渡辺明王将(37歳)に勝ちました。

 藤井竜王の今年度対局数はこれで60局。成績は48勝12敗(勝率0.800)となりました。

 年度勝率8割台は藤井竜王の定位置。このまま5年連続8割以上という、とんでもない新記録を更新することになるのでしょうか。

 過去に記録4部門をすべて制覇した例は、羽生善治現九段(51歳)が4回。藤井現竜王は1回です。

 勝率部門で藤井竜王と1位を争っているのは、同学年で最年少棋士の伊藤匠四段(19歳)です。伊藤四段は21日におこなわれた王座戦一次予選で真田圭一八段(49歳)に敗れ、連勝は12でストップ。年度成績は36勝8敗(勝率0.818)となりました。

 伊藤四段はこれから王位戦リーグを戦います。こちらでどれだけの成績をあげられるのか。注目です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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