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自分の成長方向と後退方向を正しく知ることが大切です。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日のテーマは、「自分の成長方向と後退方向を正しく知ることが大切です」というものです。

私の趣味は、山登りサウナ読書です。
他にもいろいろあるのですが、大きくは、今言った3つです。

読書ですが、本はいろいろな本を読みます。そうですね、月に5冊ぐらいは読むでしょうか? カウンセリング関連の本を読むことが1番多いのですが、精神医学書や脳科学書や性格心理学の本、占いの本や経済学の本やマーケティングの本、そして小説も読みますし、ノンフィクションの本も読みます。ときどき、読書会にも参加したりししています。

で私は、自己啓発書もよく読むのですが、自己啓発書は気をつけて読むことが多いです。何故かと言うと、自己啓発書のほとんどは、キャラ診断でいうところのお母さんタイプ(エニアグラムでいうところのタイプ2)が書いたものであることがほとんどだからです。

「『すっごく心細い』がピタリとやむ!」という本は、自己啓発書には珍しい、末っ子タイプ(エニアグラムでいうところのタイプ4)が書いた本です。イケイケどんどんのお母さんタイプが書いた自己啓発書を読むのが苦手な人は、どうぞこちらの本を読んでいただければ…と思います。

で、話は戻りますが、
自己啓発書を書きたがる、教えたがりのお母さんタイプは、末っ子タイプの私にとっては後退方向にあたる人です。私が、お母さんタイプが書いた本の内容を鵜呑みにし、お母さんタイプの考え方や行動の仕方を真似すると、周囲に軋轢を起こす可能性が高くなります。

よって私は、自己啓発書を読んだら、テンションがあがった自分をよく観察し、慎重に行動するよう心掛けることが多いです。またあまりにもお母さんタイプ全開の人が書いた本は、読むと食あたりを起こしたかのように気持ちが悪くなるので、ホント気をつけて読み進めることが多いです。

私は、キャラ診断という性格診断のツールを使って、目の前のクライアントにあった関わりをすることが多いのですが、クライアントには、目指すべき方向を伝えるよう、心掛けています。目指すべき方向を成長方向と言います。逆に、目指してはいけない方向を後退方向と呼びます。

人から好かれている人、お金持ちになっている人、幸せになっている人は、ほとんど成長方向にいることが多いです。逆に、人間関係を悪くさせている人、貧困にあえいでいる人、不幸せになっている人は、ほとんど後退方向にいることが多いです。

ここで、9タイプの、成長方向と後退方向を指し示したいと思います。

おじいさんタイプは、成長方向がお父さんタイプで、後退方向が長男タイプです。
おばあさんタイプは、成長方向が二男タイプで、後退方向が二女タイプです。
お父さんタイプは、成長方向がお母さんタイプで、後退方向がおじいさんタイプです。
お母さんタイプは、成長方向が末っ子タイプで、後退方向がお父さんタイプです。
長男タイプは、成長方向がおじいさんタイプで、後退方向が長女タイプです。
長女タイプは、成長方向が長男タイプで、後退方向が末っ子タイプです。
二男タイプは、成長方向が二女タイプで、後退方向がおばあさんタイプです。
二女タイプは、成長方向がおばあさんタイプで、後退方向が二男タイプです。
末っ子タイプは、成長方向が長女タイプで、後退方向がお母さんタイプです。

上から順番に、エニアグラムでいうところの、タイプ5、タイプ9、タイプ8、タイプ2、タイプ7、タイプ1、タイプ3、タイプ6、タイプ4 となります。

今、9つのタイプの成長方向と後退方向をご紹介したのですが、これは主流のエニアグラムや普通の占いにはない概念なので、よくよく味わっていただきたいなと思います。

詳しくは、「自分を知れば、もっと生きやすくなる。」という本をご覧いただければと思います。もしくは、私のカウンセリングを受け、自分のタイプを知り、正しい方向に努力していって欲しいと思います。努力は、努力量も大切ですが、努力方向はもっと大切です。あなたの努力が無にならないよう、しっかり方向を定めて、適切に努力していっていただけたらと思います。

少しだけ、ご紹介いたします。

世の中にもっとも多く生息するお母さんタイプは、もっと反省するべきです。そう、自分の行動をしっかり振り返るということです。そして、乱暴者にならないことが肝心です。そう、不機嫌さを前面に押し出すなということです。基本、親切で面倒見のいいお母さんタイプが反省を覚えたら、ホント菩薩様のようになれます。

続いて、世の中に、二番目に多く生息する長男タイプは、深く考えることが大切です。表面的なことで満足しない。取り組んだことは極めていこうという姿勢が大切です。そして柔軟さを失わないこと、暗くならないこと、自分勝手にならないことが重要です。

ちなみに私は、末っ子タイプなので、行動を重視することが大切です。ウジウジ考え、頭でっかちにならいことが重要です。そして引きこもらないこと、特別に扱ってもらえなかったといって、拗ねたり怒ったりしないことが肝心です。

この記事をご欄のあなたは、何タイプでしょうか?

手っ取り早く知りたかったら、ネットで検索すればよく出て来る、エニアグラムをご覧いただけると良いかと思います。

くり返しになりますが、どうぞ努力の量だけではなく、努力の方向を意識するようにしていってください。そうすれば、あなたは、もっと楽しく生きられるようになり、人とも仲良く暮らしていくことが出来るようになります。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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