お手頃価格ながらハイクオリティ!「プチプラコスメの選び方」
ドラッグストアに行くとさまざまなプチプラコスメが棚いっぱいに陳列されています。
価格に大きな差がないからこそ、どのブランドを買えばいいかが悩みどころではありますが、今回はそんな数あるプチプラスキンケアのなかから、“アタリ”を選ぶポイントをお伝えします。
Point1 製薬会社が研究・開発している
「製薬会社が作っているブランド」は確かな肌効果を実感できるアイテムが揃っています。
たとえば、ロート製薬が発売しているスキンケア、「肌ラボ」シリーズ。ロート製薬といえば“目薬”で有名ですが、実は、その目薬の有効成分としてよく用いられているのがヒアルロン酸ナトリウム。その研究成果を応用して開発されたのが、「肌ラボ」シリーズなのです。
ここ最近では、2020年に新たな機能性をもつ2種類のヒアルロン酸を発表しました。
効く成分を効かせたい場所に届ける、という医薬品発想の“浸透技術”から着想を得て、肌奥へと届かせる“浸透型ヒアルロン酸”と、乳酸球菌の力を活用して、より多様な肌作用をもたらす“発酵ヒアルロン酸”を新たに開発しています。
いずれの成分も「肌ラボ」の「極潤プレミアム」シリーズに配合されており、肌のうるおいが長時間持続するとクチコミでも高く評価されている商品です。
Point2 独自の技術や成分を採用している
昨今のスキンケアは技術革新が目覚ましいため、化粧品会社のスキンケア研究所は大学の研究室や先進技術をもつ他社と手を組むことで、新しい成分開発を進めています。
資生堂のプチプラケア、「アクアレーベル」に配合している独自成分、“D-アミノ酸”もそのひとつ。
タンパク質の構成要素であるアミノ酸にはL体とD体がありますが、“ヒトをはじめとする哺乳類の生命活動にはL体のみ関わっている”というのが常識でした。
ところが、1990年代に生体内に“D-アミノ酸”が存在することが判明し、2009年には資生堂と九州大学の共同研究により、“D-アミノ酸”の分析技術が確立。
皮膚組織にも“D-アミノ酸“を発見し、なかでも、赤ちゃんの肌には「D-グルタミン酸」が多く含まれていることを突き止め、ハリ、透明感、保水バリア機能の強化などに関わっていることを発表しました。
「アクアレーベル」の「スペシャルジェルクリーム(ホワイト)」などに配合されている“チャージアミノ酸”は、まさにこの“D-グルタミン酸”を配合した複合成分です。
この“D-グルタミン酸”を開発した当初、資生堂は資金も時間も費やしたため、ラグジュアリーブランドで配合してもおかしくない成分だったそう。
しかし、肌の保水バリア機能を高めることはすべての人に必要な機能のため、限られた人ではなく、多くの人が使えるブランドである「アクアレーベル」に採用するという決断をしたといいます。そんなエピソードが秘められていたとは! と私も驚いた成分です。
Point3 最新・話題の成分が配合されている
話題の成分が配合されているアイテムも“買い”です。最近では、しわ改善成分として有名な“ナイアシンアミド”があります。
美白やしわ改善の有効成分として、1万円を超える美容液に配合されていますが、実はプチプラでも有効成分として配合しているスキンケアがあるのをご存じでしたか?
それが「コーセーコスメポート」から発売されている、「モイスチュア マイルド ホワイト パーフェクトエッセンス」です。
こちらは1,200円という価格ながら、美白効果が認められている有効成分として“ナイアシンアミド“が配合されているオールインワン美容液です。しかも、ローヤルゼリーやコラーゲン、スクワランといった美容成分も追加されており、非常にコスパに優れた内容に仕上がっています。
さらっとしたジェル状なので、こちら1本だと肌タイプによっては乾燥を感じてしまうかもしれませんが、“ナイアシンアミド”を肌に投入する目的として、いま使っているスキンケアにプラス使いしてもおすすめ。
コーセーはグループとして、“ナイアシンアミド”を配合した商品を数多く販売していますが、こちらもそのスケールメリットを生かした製品といえるかもしれません。
”配合されている成分表示”からも情報収集はできる
このようにプチプラもしっかりと選んだほうが、肌効果に差が出ます。
どこのメーカーが作っているのか、どんな配合成分が採用されているのかなどは、そのブランドの公式サイトをみれば一目瞭然なので、気になったブランドがあったら、購入する前に、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。