活発な低気圧活動が続く。来週にかけて周期的な荒天に要警戒。
北日本は猛烈な吹雪や大雪に警戒
タイトル画像にもある通り、あす木曜日は低気圧が北日本付近で急速に発達し、強い冬型の気圧配置となる見込みです。
上空には真冬並みの強い寒気も流れ込んでくるため、北海道を中心に、北日本では猛烈な吹雪となる所があるでしょう。
北日本や北陸には、暴風雪や高波、大雪などに関する全般情報が出されています。最大瞬間風速30メートルから35メートルを伴った冬の嵐に十分な警戒が必要です。
また東日本や西日本でも北風が強まり、晴れる関東(東京)でも、午後は北西からの空っ風がかなり強く吹くでしょう。
雨上がりの晴天で、しかも乾いた風が強く吹くため、花粉の飛散量が一段と増え、大飛散となるような可能性もありますので、環境省の花粉観測システムを用いるなど、実況の把握に努めた方が良さそうです。
48時間降雪量が100センチ近い所も
コンピュータの計算による金曜日午後6時までの48時間予想降雪量は、低気圧に近い北海道東部や東北から北陸の山沿いで50センチ以上となっており、特に新潟県の山沿いでは、局地的に100センチ前後と計算されている所もあります。
現在、新潟県の魚沼市にあるアメダス(守門)では、過去40年間で初めて3月上旬の積雪が0となっていますが、そんな雪解けが進んでいる積雪地帯でも一旦、雪景色に戻る所が多くなりそうです。
次々と低気圧が通過する予想
あす木曜日の荒天は金曜日には次第に収まりそうですが、ただそのあとも短い周期で低気圧が頻繁に発達しながら通過する予想となっています。このため短い周期で荒天となるおそれがあります。
今のところ、日曜日は本州の南岸沿いを低気圧が進むため、西日本から東日本にかけて風が強まり、まとまった降水となる所が多いでしょう。
一方、週明けの火曜日頃は、低気圧が日本海で急速に発達する可能性があり、全国的に南風が強く吹いて、春の嵐に見舞われるおそれがあります。
まだ不確実な状況ではありますが、今後の情報に注意が必要です。