【京都市】下京区 釈迦の誕生日「花まつり」を『勝円寺』で。京都文殊霊場(知恵の寺)めぐり第9番。
富永町の勝円寺(勝圓寺)は山号を大悲山という浄土宗のお寺です。
本尊は阿弥陀如来。
京都文殊霊場(知恵の寺)めぐりの第9番です。
高島屋百貨店の裏道にあり、私もよく前を通る場所です。
「勝円寺」の名称は本尊・阿弥陀如来を彫った円派仏師・勝円(しょうえん)に由来しているそうです。
勝円は円派8代・長俊の弟子です
4月8にちは、一般には「花まつり」の呼び名で親しまれている日です。
お釈迦さまが誕生された際、天から神々が降りてきて祝福のために甘露の水を注いだという経典の説示に由来します。
灌仏会(かんぶつえ)とも呼ばれる「花まつり」。
華やかな花御堂に安置された誕生仏に甘茶をそそぐことで仏を供養します。
子供達の健康を祈る仏教行事として、私の家族も幼稚園などで毎年体験しています。
「花まつり」は、“お釈迦さまのご生誕をお祝いする日”。
約2500年前の4月8日、お釈迦さまがインドの北(現在のネパールにあるルンビニー)でお生まれになりました。
サンスクリット語で「ゴータマ・シッダールタ」と名付けられたお釈迦様。
「花まつり」では、「天上天下唯我独尊」と言葉を発したときのお釈迦様の像(誕生仏)に甘茶をかけてお祝いします。
生まれて初めて言葉を話した瞬間、9匹の竜が天から清浄の水を注ぎ、生まれ落ちたお釈迦様はすぐに7歩歩き、右手で空を、左手で大地を指して「天上天下唯我独尊」と言葉を発した、という伝説があります。
7世紀ごろに中国から日本に伝わってきてから現在まで、4月8日に仏教行事である灌仏会(かんぶつえ)が行われています。
『勝圓寺』は普段は閉まっているお寺さんです。
その前で「花まつり」の甘茶かけと甘茶が振る舞われていました。
1504年、安誉により創建。
東洞院五条にあったものが1587年今の場所に移転されました。
今日は朝からいろんなことがあった日だったので、前を通った時に「花まつり」の甘茶の儀式とお茶の味に癒されました。
先週末から桜も満開に近く、あちこち行事が続く京都です。
是非とも、癒されてくださいませ。
勝圓寺
京都府京都市下京区仏光寺通河原町西入富永町343-2