稲子には『静岡県棚田等十選』に認定された石積みの美しい『柚野の棚田群』があります。

その中央には平清盛の孫で平重盛の嫡男である『平維盛の墓』があり、平家落人がこの地に逃れてきたと伝わっています。

特産品の梅でも知られ、今の時期はいたるところに梅林が広がっています。

そんな自然豊かで長閑な深山の里、稲子川のほとりに湧き出る名泉が『新稲子温泉ユー・トリオ』です。

まだまだ寒い日が続いていますね。

こんな時こそ、『温活』がおすすめ。

『冷えは万病のもと』という言葉があるように、身体を温めることは健康にも美容にも良いと言われています。

玄関前ロビーには『さのめん』さんの富士宮焼きそばセットや、地元農家さんの農産品などが販売されています。

向かって右奥が『食事処せせらぎ亭』になっています。

食事をしたかったのですが、時間に間に合わず…

『食事処せせらぎ亭』の営業時間は土日祝日は11時から18時30分（L.O18時）ですが、平日は11時から14時30分（L.O14時）までです。

ちなみに毎週火曜日はポテト増量の日、土曜日はたこ焼き増量の日、毎週日曜日は生ビールにお通しが付くサービスがあるそうです！

ゆったりくつろげる座敷と、景色を満喫できる開放的な休憩所では、だんらんを愉しんだり、ゆったりと読書を楽しんだり、みなさん自由にくつろいでいました。

屋内に湯温27度の源泉風呂と、ジェットがあるちょうど良い温度の風呂の2か所。

屋外には１人でゆっくりと浸かれるちょっとぬるめの檜風呂が2か所、内風呂と同じくらいの温度の露天風呂がありました（女湯）。

水面から反射する木漏れ日。心地良い緩やかな音楽に沿うように聞こえる稲子川のせせらぎ。大自然に抱かれているような安心感は、ここユー・トリオでしか味わえません。

ちょうどよい湯加減でいつまでも入っていられる温泉で、リフレッシュした後は、広い窓から、稲子ならではの長閑な景色に包まれてマッサージチェアに座れば、極上の幸福感に満たされます。

帰り道、道路脇にちょっと早い開花の桜の木を見つけて車を停めました。

体も心もリフレッシュできたおかげで、いつもなら通り過ぎてしまう景色にも気が付ける余裕が生まれました。

ちなみに、3月13日と27日は「自分は20代！」と自己申告すれば、1日入浴の利用料金が割引になる『自称20代デー』なんだそうです。

私も、『20代！』と言って、お得に入浴したいと思います(笑)。