アメリカ南部19世紀末の「超お金持ちな豪邸」にタイムトリップ【リッチモンドの旅 in USA】
アメリカ東海岸バージニア州の州都・リッチモンド(Richmond)。米国で最も古い歴史を持つ主要都市のひとつであるこの街で、美しいものに囲まれる旅をしてきました。
19世紀末〜20世紀初頭・南部の「超リッチな生活」を覗き見
その豪華絢爛さから、いつしか「リッチモンドの宝」とも呼ばれるようになった人気のスポットが「Maymont(メイモント)」。100エーカー(40万4686平米)の敷地にたつ邸宅「メイモント マンション」には、超裕福なジェームス・ヘンリー&サリー・メイ・ドゥーリー夫妻が1893年〜1925年まで居住していました。二人の他一般客向けに華麗なるコレクションが公開されて現在に至ります。
当時のアメリカ南部の裕福層のリッチすぎる生活を垣間見ることができます。復元された部屋には、白鳥形のオリジナルベッドからガス照明、巨大なルイ・ヴィトンのヴィンテージトランクまで数多くの美しいアイテムが飾られています。さらには邸宅で働いていたメイドさんたちが寝泊まりしていた部屋も見学可能。まるで映画のセットの中に迷い込んだかのようなトリップ感です。
邸宅以外にも、敷地内のふれあい動物園、馬車コレクション、自然センター、さまざまな国のお庭を再現したガーデンなどを見学でき、ガイドツアーや季節のイベントにも参加可能。
ガーデンエリアのハイライトは日本庭園。ここで定期的に開催されるイベントには例年多くの日本庭園ファンが訪れるそう。紅葉や飛び石などの再現度の高さに、日本人観光客も拍手を送りたくなるはず。桁違いのお金持ちが愛おしんだコレクション、「リッチモンドの宝」をぜひその目に焼き付けて。
■Maymont
1000 Westover Road Richmond, VA
アメリカ最大級規模「バージニア美術館」でアート観賞&ランチ
「バージニア美術館(Virginia Museum of Fine Arts)」は、米国最大級の総合美術館。なんと6000年以上にわたる世界各地の貴重な美術コレクションを観賞できます。中国美術、英国の銀製品、フランスの印象派、近現代美術、南アジア、ヒマラヤ、アフリカの美術、18世紀から現代までのアメリカンアートなどなど、そのラインアップの幅広さに驚かされます。常設所蔵品にはパリ以外では最高級と言われるアール・ヌーヴォーコレクション、国内最高級のアメリカ美術コレクションなど約4万点の美術品が含まれているそうで。ティファニーの貴重な作品や、ゴッホやピカソら巨匠たちの絵画も間近で眺めることができます。
そして美術館3階にある、ファーム・トゥ・テーブル中心の季節限定レストラン「Amuse」も美しかった。隣接する彫刻庭園を望む開放的な店内では、バージニア州でつくられた高級食材を使用したメニューを楽しめます。開催中の展覧会、季節感にもインスパイアされたメニューもあるそうです。デザートの美しい盛り付けにもうっとり。
晴れた日にはバルコニーへ出るのもオススメです。
※本コンテンツ制作のためにリッチモンド観光局より施設入場料とフードの提供を受けています
■バージニア美術館(Virginia Museum of Fine Arts)
■Amuse(バージニア美術館内)
200 N. Arthur Ashe Boulevard Richmond, VA