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今、掃除をするなら冷蔵室が一番!その理由と方法、そして効果絶大な収納ワザ

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

今年こそ掃除をがんばりたいと思う人にお正月が空けた今おススメなのは冷蔵室です。冷蔵庫には野菜室や冷凍室もありますがまずは冷蔵室です。

冷蔵室の掃除が今必要な理由

理由その1.食材のお正月モード終了

年末からクリスマス、正月とたくさんの食材が入っていた冷蔵室内も少し落ち着いてきた頃ではないでしょうか。

正月食品もそろそろ消費が完了する時期でしょう。正月モードから通常モードにシフトするためにも一旦、冷蔵室内を掃除するのには今がチャンスなのです。

理由その2.食材が傷む心配がない

冷蔵庫内を掃除するためには一旦食材を出す必要がある場合がありますが、今は夏場ではないため、外に出しても食材が傷むことはありません。

理由その3.節約と無駄の削減

今年の目標に「節約」を掲げた人もいるでしょう。食材の入れ過ぎは電気代の無駄になるし、どこに何が入っているかわからない冷蔵室であれば、確実に二度買い(あるのに買ってしまうこと)につながります。

この時期に掃除のために冷蔵室内の食材を一旦出すことは、食材の見直しにもなります。

冷蔵室内にあるのは食品が大半なので、普段は捨てられない人も賞味期限を過ぎている食品などは健康に関わることもあるため捨てることができます。

また新年に片づけを始めるのには、クローゼットやリビングではハードルが高すぎますし、冷蔵庫全体となると、野菜室や食材の詰まった冷凍室もあります。冷蔵室だけであればサイズ的にもちょうどいいですし、すぐに節約効果を感じることもできるのです。

冷蔵室掃除のシンプルなやり方

ドアポケット、棚板など取り外せるものは取り外し、丸洗いをするのが一番ですが、めんどうであれば拭き取り掃除をおススメします。

準備するのは、消毒用エタノールとキッチンペーパーです。

食材を保管する冷蔵室にはカビ、細菌、食品をこぼした汚れなどが多く、消毒を兼ねた拭き取りをするのが衛生的で一番です。

水で濡らしたふきんでも拭き取り掃除はできますが、菌を塗り広げることになるので、新しいふきんか使い捨てることができるキッチンペーパーがよいです。

棚板などキレイにしたい場所をキッチンペーパーに消毒用エタノールを含ませゴミや汚れを取りながら拭きあげるだけです。

※パッキンなどに直接消毒用エタノールを拭きかけると変色することがあります。

効果絶大!冷蔵室収納の収納ワザ

冷蔵室を掃除するついでに収納を見なおすとよいのですが、今回は一つだけ簡単にできて効果絶大の収納ワザをお伝えします。

それは、ご飯のお供となる食品をひとまとめにしトレイやカゴに入れ冷蔵庫内へ収納することです。

我が家では「朝ごはんセット」と呼んでいます。

(朝ごはんセットを始めて作ったときの写真 10年たった今でも便利すぎて継続中)
(朝ごはんセットを始めて作ったときの写真 10年たった今でも便利すぎて継続中)

本来ふりかけや梅干しは常温で保存できるので冷蔵室に保管する必要はありませんが、ご飯を食べる時に冷蔵室を開けっぱなしにして納豆やごはんに合う食材を探したり、ふりかけや梅干しは別の場所から持ってくるのではなく、

冷蔵室の扉を開け朝ごはんセットのカゴを手に取り食卓に置けば、それだけでご飯を食べることができるようになるのです。

食事が終わった後も、食品をそれぞれの場所に戻すのではなく、朝ごはんセットのカゴに戻すだけなので簡単で小さな子どもでも準備と後片づけができます。

朝ごはんセットのカゴは冷蔵室内でも置き場を決めましょう
朝ごはんセットのカゴは冷蔵室内でも置き場を決めましょう

ただし、冷蔵室内にごはんのお供となる食材を置くスペースを作るのではなく、必ずカゴやトレイに食材を入れまとめるようにしてください。そうすることでご飯のお供の量の上限が決まります。

このカゴに入っている食品が少なくなれば何かごはんに合う食品を買う目安になり買いすぎ防止にもなるのでおススメです。

2024年になり今年こそ片づけや掃除をがんばりたいと思っている人も多いと思います。気合を入れてハードルの高いことに取り組むのではなく、料理を始める時間の少し前や、夕飯の片づけが終わった後などにできる冷蔵室掃除から始めてみてはいかがでしょうか。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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