WBCジャパンのなかには、ほとんど出場しない選手もいる!? 前回は0打席の野手も…
1月26日、WBCジャパンのロースター30人が発表された。彼らのうち、松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス)、山田哲人(東京ヤクルト・スワローズ)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)の3人は、2017年のWBCでプレーしている。ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)は、2009年に5登板だ。当時、鈴木は広島東洋カープ、ダルビッシュは北海道日本ハム・ファイターズに在籍していた。
錚々たる30人だが、当然ながら、出場機会には差が出る。前回の場合、出場は7試合中1試合だけ、という選手もいた。
投手では、武田翔太(福岡ソフトバンク・ホークス)と藤浪晋太郎(当時・阪神タイガース/現オークランド・アスレティックス)がそうだ。2人とも、1次ラウンドの中国戦(日本の3試合目)に、先発投手と2番手として登板した。武田は、3イニングを投げて1失点。3回表に3本のヒットを打たれた。藤浪は、2イニングを無失点。被安打はなく、4回表の2死から4者連続の奪三振を記録したが、その直前に、死球と四球で2人続けて出塁させた。
一方、平野佳寿(オリックス・バファローズ)と秋吉亮(当時・東京ヤクルト/現・千葉スカイセイラーズ)は、どちらも、1次ラウンドのオーストラリア戦(日本の2試合目)を除く、6試合に登板した。
イニングは、岡田俊哉(中日ドラゴンズ)の2登板で1.0イニングが最少。3試合に先発登板の菅野智之(読売ジャイアンツ)は、14.1イニングを投げた。
野手では、大野奨太(当時・北海道日本ハム/現・中日)が出場1試合のみ。こちらも、中国戦だ。途中からマスクをかぶり、打者としては2打席ともアウトになった。
また、平田良介(当時・中日)と炭谷銀仁朗(当時・埼玉西武ライオンズ/現・東北楽天)の出場も、2試合と少なかった。途中出場と先発出場の平田は、0打席と4打席(3打数0安打、1四球)。2試合とも途中出場の炭谷は、打席には立たなかった。炭谷は、2013年に出場3試合。最初の2試合は0打席だったが、3試合目はスタメンマスクをかぶり、3打席に立った(3打数0安打)。
2017年の各試合に先発出場した野手は、以下のとおり。
小林誠司(読売)、菊池涼介(広島東洋)、筒香嘉智(当時・横浜DeNAベイスターズ/現・テキサス・レンジャーズ)、山田の4人は、7試合ともスターティング・ラインナップに名を連ね、菊池と山田は途中交代もなかった。