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出掛ける前からジャズ気分:シニフィアン・シニフィエ〜現代音楽をカヴァーする@公園通りクラシックス

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

4月5日(土) 開場 19:00/開演 19:30

会場:渋谷公園通りクラシックス

出演:shezoo (ピアノ)、壷井彰久(ヴァイオリン)、土井徳浩(クラリネット)、大石俊太郎(サックス、フルート)、水谷浩章(ベース) 、ユカポン(パーカッション)

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シニフィアン・シニフィエ〜現代音楽をカヴァーするライヴ

シニフィアン・シニフィエ〜現代音楽をカヴァーするライヴ
シニフィアン・シニフィエ〜現代音楽をカヴァーするライヴ

ピアニスト/作曲家のshezooさんが、オルタナティヴな分野で活躍する現代音楽マニアのミュージシャンに声をかけて続けている現代音楽をカヴァーするコンサートがシニフィアン・シニフィエです。あ、そう思っているのはボクだけ?

ジャズとは対極にありそうな現代音楽に、どうしてボクのようなジャズの視点からものを書いている人間が口を出すのかといえば、実は性格が似ているから。

クラシックと呼ばれて発展してきた西洋音楽が19世紀あたりから派生する過程において、アメリカ大陸ではジャズに吸収され、ヨーロッパに残った室内楽は現代音楽へと人格を変貌していったのではないかーーと考えています。

♪Arvo Part- Silentium

昨年のシニフィアン・シニフィエ公演に先立って行なわれたshezooのソロ・ピアノでビビビッときたのが、78歳の現役現代音楽作曲家であるアルヴォ・ペルトの曲でした。

シニフィアン・シニフィエの映像が見つからなかったので、雰囲気だけでも味わっていただけるようにと貼っておきます。

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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