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【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動 !Part99:結婚式の入場は両家の母から 他

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさん、こんにちは~!

いつもご覧いただき、ありがとうございます!

今回も「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をどうぞお楽しみくださいね~♪

さてさて、これまでにお届けしたシリーズは、もう読んでいただけたでしょうか?

まだ読んだことがないという方は、ぜひ、この機会に読んでいただけると嬉しいです^^

さあ!それでは、今回の不思議をさっそく見ていきましょうね~!

今回は、結婚式の不思議を紹介しますよ~^^

韓国でも日本と同じく、ほとんどの人が結婚式を式場やホテルで挙げます。

挙式、宣誓、指輪交換、ブーケトスなど一通りやることは日本とだいたい一緒です。

しかし少し違うところもあるんですよ!

「受付をすると食券がもらえる?!」

韓国の結婚式は主に挙式がメインで披露宴は行いません。

しかし、たくさんの招待客がご祝儀を持ってお祝いに駆けつけてくれるので、手ぶらで帰すわけにはいきませんよね。

披露宴は行いませんが、代わりに挙式が終わると式場のレストランや宴会場に移動してもらって、ビュッフェ形式のお料理を振る舞うことが定番になっているんです!

挙式前に招待客は受付でご祝儀を預けると、食券がもらえます。

挙式後その食券を持ってビュッフェ会場に移動するという流れになります。

ちなみに席は自由で、挙式を終えた新郎新婦もビュッフェ会場に移動して各席を挨拶しに回ったりします。

韓国の結婚式は日本と違って、所要時間も挙式自体は早くて30分~1時間で食事の時間も込みで2時間あれば全てが終えるくらい、とてもコンパクトな流れになります。

招待客に関しても、事前に招待状は配りますが、特に出欠を取るわけではないので、当日まで何人列席するのか細かく分かりません。

人との付き合いを大切にする韓国では、親の友人や友人の友人まで祝福にきてくれることもあります。基本少しでも縁があれば、招待状がなくても誰でも参加できちゃうんです!

服装もカジュアルすぎず、少しキレイめな白色以外の服装であればOKです。なんと席も自由で決まっていません!

結婚式は日本と違って堅苦しいものではなく、とてもフランクなイメージですね♪

ちなみに気になるご祝儀ですが、相場は30,000ウォン、50,000ウォン、100,000ウォン程度で、関係性によって少し異なってきますが、日本のご祝儀と比べてかなり低めの金額ですよね!

このように結婚式は韓国の人々らしく、懐が深くとても親しみがあって気軽に参加できるイベントなので、機会があればぜひ参列してみてくださいね。

続いてはその挙式の中身についてです。

「新郎の白いグローブは、はめるもの?!」

日本では一般的に結婚式のフォーマルタキシードを着用する新郎は白いグローブをマナーとして、飾りのように手に持ち歩きますよね。

これは欧米から伝わる洋装のマナーとして「今日はめでたい席なので争いはしません」「武器は持ちません」という意味で、戦う意志がないことを表す為だと言われます。

しかし韓国では結婚式で新郎がしっかりグローブをはめているのを見かけます!

新郎に限らずチマチョゴリで正装した両家の母たちもはめているのを見かけるので、最初はびっくりしてしまいますよね。

韓国ではなぜそうなのかはっきりした理由は分からないのですが、軍国主義的な文化が強かった時代に軍服を正装として、新郎が結婚式に着用していた時期があった背景から、軍の任官式やパレードでも着用するグローブがそのまま浸透して着用することになったのではと言われています。

韓国ではそれがお祝いや行事ごとのフォーマルスタイルとして根付いているようですね。

「式の入場は両家の母の華燭点火から?!」

一般的にチャペルなどで人前式を行う場合、新郎が入場した後に新婦が新婦父と入場という流れが定番ですよね。

これは韓国でも全く一緒なのですが、韓国はその前のオープニングとして、まず両家の母たちが入場をしてキャンドルに灯をともして挙式がスタートするという流れになるのが常識となっています。

日本では見かけない韓国ならではの光景ですよね!

韓国では、華燭点火は「挙式をあげる」という意味と同じなんです。

それくらい、ろうそくに火を灯すことは結婚式を象徴する儀式のようです!

ちなみに、新郎側の母がブルー系、新婦側の母はピンク系のチマチョゴリを着て仲良く、時には手を繋いで入場したりするのが定番なんです。

これは本来、新郎側の母が青いろうそくに、新婦側の母が赤いろうそくに火を灯すことで、陰と陽を表す両家が完全に合わさって、暗闇を明るく照らして幸せを呼び込むという意味が込められているのです。

そのろうそくと合わせて、新郎側の母がブルー系、新婦側の母はピンク系のチマチョゴリを着ているんですね!

いかがでしたでしょうか?

結婚に関する韓国独自の文化や日本との違いがあって、とても興味深いですよね!

では、次回の「不思議」シリーズもぜひ楽しみにしていてくださいね♪

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韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者11万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

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