猫が『下僕と認定した飼い主』にみせる行動6選!あなたは愛猫の下僕になっているかも?
猫の飼い主さんの多くは、自分のことを「愛猫の下僕」と思っています。わたしもその一人…
さて、猫は本当に飼い主さんのことを下僕と思っているのでしょうか?どうやら、猫は『下僕』認定している飼い主に独特な仕草を見せるようです。
1.実は猫の「上下関係」は曖昧!
実際のところ、猫の世界では「上下関係」は曖昧といわれます。猫はもともと単独で生きる動物なので、犬のような「服従の関係」は構築されていないからです。
とはいえ猫が集団でいると、「群れを成してる?」と思うでしょう。しかしその内部は上下関係で構築されているのではなく、「お互いが心地よい距離」を保った関係があるようです。
ただし自宅で愛猫と暮らしている中で、明らかに「わたしを馬鹿にしている?」と感じるシーンはよくあります。
ほかには同居猫同士でケンカをしたり、ほかの猫の所有物を奪ったり…上下関係があると感じさせられるシーンも多いです。
それらを踏まえると、猫同士でもぼんやりと上下関係が構築されていて、その対象に飼い主も含まれているのかもしれません。
飼い主にとって「愛猫の下僕」というのは、嬉しいもの。ただ本当に猫が飼い主を「下」に見ていると、信頼関係は築きにくくなるので注意しましょう。
【ひとこと】わたしの姉は、愛猫の下僕になっています。
2.猫が『下僕認定した飼い主』にみせる行動6選
2‐1.無視する
飼い主を下僕としてみている猫は、基本的に名前を呼ばれても無視をします。
猫は簡単な名前(ララ・ムギなど)なら覚えることができるので、名前を呼ばれて無反応・知らんぷりするのは飼い主を格下だと思っているのかも…。
ほかの家族が名前を呼べば反応するといった場合、下僕確定している可能性は大でしょう。
2‐2.自分の要求だけを通そうとする
飼い主を下僕だと思っている猫は、要求があるときだけ近寄ってきます。
「おい、ごはんをよこせ」「トイレを掃除しろ」といったイメージでしょうか。用が済んだら飼い主は見えなくなってしまうようです。
「お世話係」か「下僕」なのかの判定は難しいですが、用がないときも側にいたり、甘えてきたりする場合は、下僕ではなくお世話係だと思っているでしょう。
2‐3.触ろうとすると怒る・よける
飼い主を下僕認定している猫は、気分に関係なく、飼い主が触ろうとすると怒ったりよけたりします。
「格下のきみがわたしに触ろうなんて許さない!」というように、手を差し伸べただけでも猫パンチをくらわせる、逃走するといった仕草をみせるのです。
機嫌が悪いときに触ろうものなら、本気で攻撃をしてくる場合もあるので注意しましょう!
2‐4.あえて高所から眺めてくる
猫はもともと高い所が好きですが、下僕の飼い主を上から眺めるために高い所に登る場合もあります。
「わたしはきみより優位なんだよ」「きみはここまで来れないだろ」というように、高いところからじーっと飼い主をみつめてマウントをとるのです。
気づいたら自分よりいつも高い場所にいると思ったら、もしかすると「下僕」だと思われているかもしれません…。
ただ、猫は安心感を求めるときや休息するときも高い場所を選ぶので、「猫が高いところにいる=下僕認定している」わけではありません。
2‐5.飼い主のひざから降ろそうとすると怒る
飼い主を下僕としてみている猫は、自分が飼い主のひざやお腹の上で休んでいるときに強制的に降ろされるのを嫌がります。
「わたしがまったりしているのに、格下のきみが邪魔をするな」とでもいっているのでしょうか…、猫が満足するまでおろせなくなります。
猫のリラックスモードがピークのときに降ろそうとすると、おもいきり噛んでくる猫様もいるようです。
とはいえ愛猫がひざのうえでくつろぐのは、たとえそれが「心地よい座布団」代わりでも全然許せますが!
2‐6.プレゼントをしてくる
飼い主を下僕認定している猫は、プレゼントを持ってくることもあります。
猫は飼い主を「大きな猫と思っている」ともいわれていて、「どんくさい猫」「狩りができない猫」だと認識しているのかもしれません。
もちろんプレゼントには、狩りの成果の報告や、狩りのお手本をみせるためなど、さまざまな理由が隠れています。
しかし、格下の飼い主には「おすそ分けをしてあげよう」と思っている可能性も否定できませんね。
3.まとめ
猫の上下関係は曖昧であるものの、明らかに人間を下僕とおもう猫も少なくないようです。
「愛猫の下僕」というのは、名誉のように感じられるかもしれませんが、しっかり上下関係ができてしまうと、猫の信頼を得るのが難しくなってしまいます。
そのため猫との関係は、あくまでも「同等」であるのがベストです。
なお猫はツンデレな生き物なので、今回紹介した行動にはほかの意味が隠れている可能性も十分考えられます。
ただし明らかに猫に「相手をされてない」感覚があれば、下僕と思われているかも…猫との関係を見直してみましょう!