幸せホルモンが不足すると現れる"4つ"の不調!-幸せホルモンを増やす方法とは?-
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おがちゃん先生です。
今回は「幸せホルモン(セロトニン)が不足すると現れる"4つ"の不調」を解説していきます。
今回の目次
- 幸せホルモンとは?
- 幸せホルモンが不足するとどうなる?
- 幸せホルモンを増やすには?
- 最後に(人の成長と幸せホルモン)
【1】幸せホルモンとは?
一般的にいう幸せホルモンは「セロトニン」という物質のことを指します。
セロトニンは脳内で働き、安定した気分やリラックスした状態をつくったり、食欲や睡眠の調節にも関わっています。
なかにはオキシトシンなどの物質も「幸せホルモン」と呼ばれることもありますが、ここでは「セロトニン」に注目して解説します。
【2】幸せホルモンが不足するとどうなる?
セロトニン(幸せホルモン)を作るためには、タンパク質(トリプトファン)やビタミンB6などの物質が必要です。
そのため、栄養不足の状態や下のようなことではセロトニンが不足してしまうことがあります。
- タンパク質の不足
- ビタミンB6の不足
- 日光不足
- 睡眠不足(昼夜逆転の生活)
- 慢性的なストレス
- 偏食など
上記のようなことが原因で、セロトニンが不足すると様々な不調が現れることがあります。
今回が代表的なものを「4つ」に分けて紹介します。
①睡眠の不調(不眠)
自然な睡眠を促すホルモンである「メラトニン」を合成するためには、「セロトニン」が必要です。
そのため、セロトニンが不足することで、メラトニンの合成が低下し、不眠に繋がることがあります。
セロトニンの不足は不眠を招き、不眠はセロトニンの不足に繋がることがあります。
②精神的な不調(気分の落ち込み)
セロトニンが不足すると、気分の落ち込み・不安感・恐怖感などを感じやすくなることがあります。
これには様々な関係はありますが、感情を司どる「扁桃体」の調節にセロトニンが関わっているのが理由の1つです。
③慢性的な痛み(肩こりなど)
セロトニンは、中枢神経系(脊髄)において、痛みを抑制する働きがあります。
そのため、セロトニンが不足することで、肩こりや腰痛などを感じやすくなります。
④過食・暴飲暴食
セロトニンは、食欲を抑制する作用があるため、不足することで過食や暴飲暴食を招きやすくなります。
また、ダイエット中の女性の場合…
セロトニンが不足→過食→体重増加→気分の落ち込み→さらに極端なダイエット→栄養が不足→セロトニンが不足といった悪循環に繋がることも考えられます。
このようにセロトニン(幸せホルモン)は、精神的・身体的な様々な面で大切な物質です。
【3】幸せホルモンを増やすには?
セロトニン(幸せホルモン)の分泌を促進するためには、日常生活で下のようなことを意識することが大切です。
- 有酸素運動(お散歩など)
- よく噛んで食べる
- タンパク質をしっかり摂る
- 日光浴
- 生活リズムを整える
- リラクゼーション
- 適切な睡眠(睡眠不足に注意)など
咀嚼などのリズム動作がセロトニンの分泌を促進すると考えられているので、「よく噛んで食べる」ことも大切なんですね。
【4】最後に(人の成長と幸せホルモン)
子供の頃に「外で遊んできなさい(陽を浴びる)」「よく噛んで食べなさい」なんて言われたことがある方も多いと思います。
もちろん、筋力の向上や誤嚥の予防など、いくつかの理由はありますが、どちらも「セロトニンの分泌」にも大切なことです。
これに限らず「姿勢を良くしてご飯を食べなさい」など、昔から言われていることには身体的な理由もあります。
ちなみに「姿勢を良くしてご飯を食べる」というのは、見た目の面だけではなく、咀嚼動作を適切に行うためや、食べたものが食道を通りやすくするなどの理由もあります。
体の構造を知ると色々なことが見えてきますね。
最後までご覧頂きありがとうございました!