ビジオは4球団目のブレーブスへ。ドジャースの次に入団したジャイアンツではメジャーリーグ出場なし
9月7日、アトランタ・ブレーブスは、金銭トレードにより、サンフランシスコ・ジャイアンツからキャバン・ビジオを獲得した。
今シーズン、ビジオが在籍するのは、トロント・ブルージェイズとロサンゼルス・ドジャース、ジャイアンツに続き、ブレーブスが4球団目だ。
それまでは、ブルージェイズ一筋だった。ちなみに、父のクレイグ・ビジオは、選手生活の最初から最後まで、ヒューストン・アストロズで過ごした。
今シーズンのここまでは、ブルージェイズで44試合、ドジャースで30試合に出場し、計74試合で打率.197と出塁率.316、5本塁打、OPS.622を記録している。出場試合を除く各スタッツは、過去5シーズンのどれよりも低い。
ジャイアンツでは、メジャーリーグに昇格していない。先月下旬に入団し、AAAの12試合で打率.163と出塁率.413、2本塁打、OPS.738を記録した。
ブレーブスでも、昇格できるかどうかは、不透明だ。ブレーブスは、内野手のさらなる離脱に備え、ビジオを手に入れたと思われる。
現在、二塁手のオジー・オールビースと三塁手のオースティン・ライリーは、故障者リストに入っている。
さらに、ユーティリティのウィット・メリフィールドは、二塁手として出場した9月6日の試合で、5回裏に自打球が左足に当たり、7回表からルーク・ウィリアムズと交代した。アトランタ・ジャーナル・コンスティテューションのゲーブ・バーンズによると、わずかな亀裂骨折にとどまり、メリフィールドは9月13日の復帰をめざしているらしいが、確実とは言えない。
ウィリアムズと比べると、打撃はビジオのほうが上だろう。イーライ・ホワイトは、内野を守ったこともあるが、基本的には外野手だ。
メリフィールドも、今シーズンの途中までは、違う球団に在籍していた。ブレーブスに入団したのは、7月下旬だ(「10日前に地区首位のチームが解雇したベテランを同地区2位のチームが迎え入れる」)。ただ、メリフィールドと違い、ビジオがブレーブスに加わったのは9月に入ってからなので、ブレーブスがポストシーズンに進んでも、そのロースターに名を連ねることはできない。