おいしいのに脂質がほぼ半分!? 名門ホテルの健康的なアフタヌーンティー
サステナビリティと健康が重要
今の時代では、食べ物はおいしいのが当たり前であり、いかにサステナブルか、いかに健康的であるかが、重要となっています。ミシュランガイドでも、食品ロス削減をはじめとしてサステナブルな活動に取り組んでいるレストランをミシュラングリーンスターとして掲載。時代は大きく変わりつつあります。
そういった状況の中で、1890年に開業した帝国ホテルは長い歴史がありながらも、早くから環境を意識した取り組みを行ってきました。たとえば、食品ロスを削減するべく、普通であれば使われない食材を用いて、新しい料理やオリジナルの塩などを生み出してきたのです。
そして今回もまた新たな試みを行っています。それは、2021年12月26日から2022年2月28日にかけて開催されている「IMPERIAL WELLNESS STYLE(インペリアル ウェルネス スタイル)」企画。
レストランを横断したプロモーション
「IMPERIAL WELLNESS STYLE」はレストランを横断したプロモーションです。
・バーラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」(本館17階)
・ブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」(本館17階) ※1月17日から開始
・「オールドインペリアルバー」(本館中2階)
・「ランデブーラウンジ・バー」(本館1階)
・オールデイダイニング「パークサイドダイナー」(本館1階) ※1月11日から開始
・フランス料理「ラ ブラスリー」(タワー館地下1階)
多くのレストラン・バーでウェルネスをテーマとしたプランが提供されており、中でも注目したいのが「インペリアルラウンジ アクア」。なぜならば、もともと非常に人気のある同店のアフタヌーンティーがウェルネスな視点を取り入れて、新しいスタイルになっているからです。
和の要素を取り入れたアフタヌーンティー
同店では2021年12月26日から2022年1月31日にかけて「アフタヌーンティー “Japanese Wellness”」(7,150円、税込・サ別)を提供。
昔から日本人の身体を労り、毎日の食卓で親しまれてきた伝統食材を中心に、彩り鮮やかに仕上げた内容となっています。帝国ホテルの普段のアフタヌーンティーに比べて、脂質は約6割に抑えられているなど、非常にヘルシーです。
上段にあるスイーツは日本人の主食である米に着目し、小麦を使わないグルテンフリーにこだわりました。
「マロン・バニーユ」は蒸してつくる和菓子である浮島を、ナッツのプラリネで洋風にアレンジしています。栗のほのかな甘味とバニラの香り、食感はしっとりとして優しいです。「黒豆とかのこ豆のテ・ヴェール」は抹茶が香る米粉のシフォンケーキ。中に豆乳クリームと大納言小豆をサンドし、上には黒豆や抹茶の寒天をトッピングしました。「きなこのショートブレッド」は沖縄の伝統菓子であるちんすこうをイメージした面白いデザート。甜菜糖ときな粉、米粉、沖縄の塩で構成されています。
中段には野菜とフルーツが詰まった「Beauty Salad」やプラリネやクリームチーズを挟んだモダンな「最中さんど」、植物由来のバターでつくられた「ヴィーガンスコーン」を揃えました。下段には「ミニカツバーガー 胡麻味噌ソース」や「海老の胡麻豆腐 しんびき粉揚げ カツオとオマールのジュレ」といった個性的なセイボリーを用意。
企画された背景
他にはない新しいアフタヌーンティーとなっていますが、どのようにして企画されたのでしょうか。
コロナ禍で新しい生活様式が定着しつつあり、働き方も多様化する中で、食の選択肢もますます広がってきました。そこで、おいしくて心も身体も喜ぶ食のあり方を提案し、ウェルネス(心と身体が生き生きと輝いていること)を応援していきたいという想いから企画したといいます。
様々なバリエーションがあった方がよいということから、ゆったりした空間の中でのアフタヌーンティーや「パークサイドダイナー」のヌードルやサラダ、バーのカクテルやモクテルなど、魅力溢れるメニューをいくつも創り出しました。
帝国ホテル 東京のウェルネスフェアは、早速好評を博しているといいます。アフタヌーンティーをはじめとしたおいしくて健康的なメニューを、帝国ホテル 東京で是非とも体験してみてください。