飲食店が“本音”を吐き出して炎上するThreads 実は「集客に使えるツール」だった理由 #専門家のまとめ
Threads(スレッズ)の月間アクティブユーザー数が、昨年7月に1億7500万人を突破しました。2023年7月1日にローンチしてから1週間以内でユーザー数が1億人に達したことを鑑みれば、勢いはだいぶ失速しています。アルゴリズムなどの関係か、Xに比べるとタイムラインに流れてくる投稿は、飲食店の関係者によるものが多いようです。なかには、プロフィールに実名や店名を掲載しているにもかかわらず、過激な主張をしていることもあり、よく炎上につながっています。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
飲食店が炎上する理由として、取り巻く環境が厳しくなっているものの、客とは違って不満のはけ口がないので、ユーザー数が少ないThreadsで本音が吐露されているからだといいます。ただ、その愚痴に共感している飲食店関係者がいるのも興味深いところです。
飲食店の集客ツールとしてよく用いられているのがInstagram。最大の強みは写真が映えることで、おいしそうな料理の画像からプロフィールに誘導して来店につなげます。ただ、投稿に記載されたURLからリンク先へ遷移できないのは、歯がゆいところ。ThreadsではURLをクリックでき、写真も10枚まで投稿できます。Xもリンク先にジャンプでき、ガイアックスによれば月間5億7000万人のユーザーを擁していますが、写真を4枚までしか投稿できないので、ビジュアル面の訴求力が強くありません。
飲食店はThreadsを愚痴を吐き出す場所として利用していますが、たくさんの写真を投稿できる上にリンクも貼れます。これからはInstagramと同様にマーケティングツールとして利用すれば、効果的な販促もでき、炎上も少なくなるのではないでしょうか。