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プレッシャーの意味と、その付き合い方。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。


今日は、「プレッシャーとのつきあいかた」についてお話したいと思います。

では早速。
まず、プレッシャーとは精神的圧力のことを言います。多くは外から加わるものを指しますが、内側から湧き出るものでもあります。特に、怖がりな人や責任感の強い人は、プレッシャーを感じることが多いのではないかと思います。

ちなみに私(竹内成彦)は、プレッシャーを非常に感じやすい性格ですが、プレッシャーに弱くはないです。どういうことかと言うと、私は些細なことで直ぐにプレッシャーを感じます。極端なことを言えば、コンビニに行ってアイスクリームを買うだけでもプレッシャーを感じます。
でも、プレッシャーに弱いということはありません。1,000名を超える人の前でも、足を震わせながら話をすることが出来ます。プレッシャーを感じている時でも、存分に実力は発揮できます。だから私は、プレッシャーに弱い人ではないということです。

この記事をご覧の皆さんは、ぜひ覚えておいてください。
プレッシャーを感じやすい人とプレッシャーに弱い人は別物だということです。

私はプレッシャーを感じやすいのですが、これはほぼほぼ生まれつきのものです。怖がりで直ぐに緊張する自分だからこそ、敏感にプレッシャーを感じるのだと思います。

次に、私がプレッシャーに弱くないのは、後天的なものだと思っています。私は、高校時代、柔道をやっていました。白帯のままだとカッコ悪いので、早く黒帯になりたくて、試験を受けに行ったのですが、その時、私は、練習とは打って変わって、非常に良いパフォーマンスを発揮しました。私は昇段試験を10勝4敗6引き分けという好成績で突破したのです。
正直言うと、私は、試験代が勿体ないので、落ちたくなかったのです。お金を節約するためにも、一刻も早く、合格したかったのです。そういうセコイ気持ちが、私に良いい結果をもたらせてくれたのだと思います。

練習では弱いくせに、試合になると強い私は、顧問の先生や先輩からは、「竹内は本番に強い」と言われるようになりました。それで私は、プレッシャーに強くなったのです。その時の私は、うまいこと、「俺は本番に強い!」という暗示が自分に入りました。本当にありがたいものです。だから、今も私は、「練習で同じ実力の相手には、本番の試合では絶対に負けない」という自信を持っています。

でも私は、やっぱりプレッシャーを感じやすいです。感じなくてもいい些細なところで勝手に感じます。「プレッシャーを感じやすい、でもプレッシャーに弱くない」それが私、竹内成彦という男です。

皆さんはいかがですか?
プレッシャーを感じやすい人ですか? そしてプレッシャーに弱い人ですか?

さて、プレッシャーを感じると、誰もが脳からアドレナリンという物質を出します。で、そのアドレナリンが、ほど良く出るとパフォーマンスが向上します。けれど、アドレナリンが出過ぎるとパフォーマンスを下げます。そう、脳はそういう作りになっているのです。だから、結論を言うと、プレッシャーを感じることは悪くないことだけれど、感じすぎるのは良くないことですよ、ということです。

そういう意味では、プレッシャーは自分の見方にも敵にもなるシロモノです。どうぞこの記事をご覧の皆さんには、「自分に暗示をかけたり何でもいいので、どうぞプレッシャーを自分の味方につけられる人になってください」と、申し上げたいと思います。

私(竹内成彦)は、少人数の前で喋る時でも、大きな大きなプレッシャーを感じます。でも私は、大人数の前でも、プレッシャーから自分の喋りが下手になることはありません。

それは私が、しっかり準備して臨むからです。
そして、自分に対して、「俺は、本番に強い。」と暗示をかけているからです。

では今日のまとめです。
ほど良いプレッシャーは、自分のパフォーマンスを向上させてくれる。
でも、過ぎたるプレッシャーは、自分のパフォーマンスを低下させる。
大切なのは、プレッシャーを自分の味方につけること。
以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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