【広島市】サッカースタジアム建設で移設となった中国庭園が、再開園しました
広島の新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」の建設によって、一時閉園・解体・移設することになっていた中国庭園の渝華園(ゆかえん)の工事が完了。
新しい場所で、2024年8月1日から再開園しています。
この庭園は、中国の重慶市と広島市の友好のシンボルとしてつくられていたもの。以前は空鞘橋の東詰にありました。
移設されたのは、中央公園内「平和の森」の中。東屋など、可能な限り元使われていた部材などを再利用して再建されました。
かつては塀に囲まれた専用空間で、池や巨石などが配置され、展望エリアなどもある中国庭園でしたが、移設後は入りやすいようにとそれらを無くし、かなりシンプルな造りとなっています。
壁がなくなったことで開放的になり、利用しやすくなった一方で、
シンプルになりすぎたことによって「中国庭園」としての世界観が失われたことを残念に感じる人もいるようです。たしかに、「庭園」っぽさは無くなりました。
とはいえ、これまでは塀に囲まれていたことで入りにくさを感じていた人や、そもそもその存在に気づいていない人がいたこと等を考えると、
多くの人が利用しやすい環境になったというメリットもあります。
緑が気持ちいいエリアに移設されたので、これまで以上に利用者が増えると嬉しいなと思います。庭園全体の雰囲気は、以下の動画でもご覧になれます。
渝華園
住所:広島県広島市中区基町3(中央公園内、中央図書館前)
駐車場:専用なし、周辺に有料バーキングあり
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