【広島市】公園内に豪華客船を迎える新ターミナルが完成!
広島市でクルーズ船が寄港する主な港には、宇品外貿第5バース・広島港宇品外貿埠頭1号岸壁・五日市岸壁(五日市港)がありますが、
このうち、広島市南区の宇品外貿第5バースの前に新たな施設が誕生しました。それが「広島港クルーズターミナル」。
海外からの観光客増加に伴い広島県が整備したもので、宇品外貿第5バースの正面に位置する宇品波止場公園内に完成し、2024年3月末から供用開始となりました。
緩やかな曲線を描く屋根の形が独特なこの建物は、平屋建て。屋根には広島県産の木材が使用されています。
同じような形の建物が2棟並んでいて、
乗客やお出迎えする人たちが休憩できる待合棟(上記写真左)と、税関・検疫などを行えるCIQ棟(上記写真右側)となっています。
その間を抜けていくと、タクシー乗り場へ。
待合棟には屋上に上がれる階段やエレベーターが付いていて、
これをのぼっていくと…
正面に着岸している客船を見渡すことができます。
一般開放されているので、お出迎えやお見送りの時にも利用できそう。
ちなみに写真のクルーズ船は、2024年9月に寄港したナショナル・ジオグラフィック・レゾリューションです。
屋上から反対側を見渡すと、パラダイスの塔があり。
この塔は1989年に広島で開催された「海と島の博覧会」のシンボル塔だったもの。博覧会終了後に、この公園内に移設されました。今は、宇品波止場公園のシンボルとなっています。
待合室の中に入ると、海側は一面ガラス張りとなっていました。窓際にはカウンター席もあり、ここからもクルーズ船を正面に眺めることが出来ます。
待合室にはこのほか、ソファや広島の観光パンフレット、観光パネル、外貨両替機、トイレなどが設置されています。
広島港クルーズターミナルが完成し、クルーズ船で広島に立ち寄る観光客をやっとスムーズにお迎えできる環境が整いました。
広島港クルーズターミナルのある宇品波止場公園は、もともと広島市民の憩い空間として活用されていましたが、クルーズターミナルが出来てより地元の利用者も増えたように感じました。
益々、広島の海辺が盛り上がっていきそうです。
広島港クルーズターミナル
住所:広島県広島市南区宇品海岸3丁目12 宇品波止場公園内
備考:トイレは建物の外側から入れます
関連(tabetainjya.com)