【高崎市】ビエントアーツギャラリー 展覧会「傍らの景色」石黒由香 *ナカビトの表紙原画も多数展示!
国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ2023」がいよいよ9月9日から開催されます!
中之条ビエンナーレに縁のあるアーティストを中心に展覧会を開催している問屋町のビエント アーツ ギャラリーの新しい展覧会も見逃せませんよ。
石黒由香 YUKA ISHIGURO
「傍らの景色」Scenery by the side
会期:2023/8/26(土) ~ 9/25(月)
OPEN: 毎週 土・日・月曜 12:30~18:30 (最終入場 18:20まで)
入場料無料
会場:ビエント アーツ ギャラリー 高崎市問屋町2-7
石黒由香さんは神奈川県出身。
第1回中之条ビエンナーレ(2007)から2期連続で参加されました。
石黒由香さんの絵を中之条町の無料配布冊子「Nakabito-ナカビト」の表紙でご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
石黒さんの表紙絵は「Nakabito-ナカビト」を優しく温かい雰囲気に仕上げています。
「Nakabito-ナカビト」表紙絵の原画
第1号(2017年春) の表紙絵『夕刻の舞台』と第7号(2022年春)の表紙絵『裏庭』です。
『夕刻の舞台』は石黒由香さんの幼少期の思い出をぎゅっと詰め込んだ作品です。
子どもの頃に育った町には畑や田んぼがたくさんあって、空が抜けるように広く明るくてその向こうに海がある。
夕刻まで友だちと縄跳びで遊び、その傍らでドラム缶でゴミを燃やしながら見守ってくれている親戚のおばさん。(石黒由香さんの解説より抜粋)
日本画を学んだ石黒由香さんが岩絵具で描いたノスタルジックな『夕刻の舞台』は、見る人の遠い記憶とリンクして懐かしくて大切な瞬間を思い出させてくれそうです。
Nakabito-ナカビト 第5号の表紙絵『日曜日の食卓』、第6号『春』、第8号『山々』なども展示されています。
生活の中の煌めきや感情を日記のように描く
最近は日記のように描いた作品が多いという石黒由香さん。
自分の感情や家族の抱える思い、印象に残った風景や季節の移り変わりなどを絵画で表現しています。
今の普通の生活が大切です。自分なりの普通をずっと続けてきて、色々な事があったはずですが、ほとんどの事は忘れてしまいました。 日々を過ごす中で頭の中にひと時だけ残る光景は、明るく温かいものであっても必ず悲しさや苦しさが含まれていて、それだけで完全で透明な美しいかたまりのようでもあります。 あまりにもささやかで見ているそばから消えていく日々のことを、少しずつすくい上げ記録していけたらと思います。
~展覧会「傍らの景色」Scenery by the side パンフレットより
石黒由香さんは、中之条ビエンナーレ総合ディレクター 山重徹夫さんの奥様でもあります。
2010年より群馬県(の高崎市街より少し山に近い地域)にお住まいです。
「群馬の自然って本当にメリハリが強くて、暑かったり寒かったり雷が多かったり、とても躍動感があって驚くことが多いです。空の様子を大迫力で受け止めたり、季節が変わっていく様子をすごくリアルに感じる」そうです。
↓ 急にやってきた雷雨。生々しい空気を感じながら家の中から嵐を見た風景。
「特に春!春がものすごい勢いでやってくるので、嬉しい気持ちと圧倒される思いとで、急いで春を自分自身に取り込みたい!もっと楽しみたい!と焦りながら愛でています」
群馬の自然がアーティストの感性に大いにインパクトを与えているようです。
石黒由香さんは展覧会の開催日にはほとんど在廊する予定だそうです。
絵についてのエピソードをご本人から教えてもらってくださいね。
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入場無料の展覧会*石黒由香 「傍らの景色」Scenery by the side の会期中、
ビエント アーツ ギャラリーでは「中之条ビエンナーレ 2023」のパスポート・ガイドブックを販売しています。
事前に購入しておくと、広~い開催エリアのどこからでも鑑賞スタートできるのでおススメです♪
【詳細情報】
ビエント アーツ ギャラリー
公式HP. .公式Instagram
※アーティスト在廊の有無は当日 Instagramでお知らせします
住所:高崎市問屋町2-7(ビエント高崎1F西側)(GoogleMap)
OPEN:土・日・月曜 12:30~18:30(最終入場18:20まで)
駐車場:あり 無料