平和を願う人へ。トーマス・フラーの名言「自分が渡らなければならない橋を…」英語&和訳
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はトーマス・フラーの名言をご紹介します。トーマス・フラー(1608~1661年)はイギリスの聖職者・歴史家です。
今回は平和を願う人に届けたいトーマス・フラーの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
平和を願う人へ。トーマス・フラーの名言「自分が渡らなければならない橋を…」英語&和訳
「人を許すことができない人は自分が渡らなければならない橋を壊しているのです。この世に許しが必要ない人など誰もいないということです」
トーマス・フラー(イギリスの聖職者・歴史家)
人を許すことは自分を許すことだなと。
例えば、相手が漢字を間違えたとき、それを厳しく指摘する。そうすると自分も漢字のミスが許されなくなりますよね。相手が遅刻したときそれを厳しく指摘する。自分も遅刻が許されなくなる。
「因果応報」とよく言いますよね。「他人にしたことはいずれ自分に返ってくる」と。人のミスを厳しく指摘すれば、相手はそれに対して恨みを持つかもしれない。いつか仕返ししてやろうと。自分がミスをしたとき、その恨みを晴らそうとする。
完璧な人というのはいないのですよね。どんなに優れた人でもミスをすることはある。大谷翔平選手でも三振をすることはあるのですよね。
自分がミスをしたとき、相手にどうしてもらいたいのか。許してもらいたいのか許してもらいたくないのか。ミスが許されない世界に生きたいのか、ミスに寛大な世界に生きたいのか。
ミスが許されない世界では、挑戦しにくいですよね。失敗のリスクがあることを避けるようになると思うのですね。できると分かっていることしかしなくなる。そんな世界に生きたいかと。それが人の成長につながるかと。
他人にしたことはいずれ自分に返ってくる。人に寛大であるということは自分に寛大であるということ。
平和を願う人へ。「優しさ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はトーマス・フラーの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『トーマス・フラーの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、トーマス・フラーの名言を7句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「優しさ」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「優しさ」に関する世界の偉人たちの名言を20句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「優しさ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「親切にしなさい。人は皆、厳しい闘いをしているのだから」
プラトン(古代ギリシャの哲学者)
「闇で闇を消すことはできない。闇を消すことができるのは光だけである。憎しみで憎しみを消すことはできない。憎しみを消すことができるのは愛だけである」
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(アメリカの人権活動家)
「残酷な行為はすべて弱さに起因する」
セネカ(古代ローマの哲学者)
お読みいただき、ありがとうございました!