東方神起が全国ツアー開始。韓国では“実現不可能”な規模と記録がそこにある!!
K-POPのスーパーデュオである東方神起の全国アリーナツアー「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」が9月26日から絶賛開催中だ。
今月19日にリリースした復帰後初のオリジナルアルバム『TOMORROW』も、初週12.5万枚を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで通算7度目となる初登場1位を獲得。
自身が保持する海外男性アーティストによるアルバム通算1位獲得作品数のトップ記録を更新した彼らが、そのアルバムを引っ提げて開催しているツアーだけに、韓国のメディアとファンも関心を寄せている。
韓国最大手ポータルサイト『NAVER』で検索すると、ツアー開催を伝える記事は60件以上ヒットするし、二人の顔写真が入ったライブチケットを写真付きで紹介するファンのブログなども見つけられる。
韓国でもバラエティ番組への出演が大きな話題になるなど、活動再開後も絶大な人気を誇っているだけに、東方神起の日本での活動に韓国ファンが関心を寄せるのも無理はないだろう。
(参考記事:【話題】東方神起ユンホ、懐かしの母校を訪問。校舎にはユンホの壁画や銅像が…!!)
韓国では実現不可能!?
それに、東方神起の日本ツアーの規模は、韓国のそれとは比較にならないほど大きい。
というのも、韓国には1万人以上収容できるコンサート会場が少ない。唯一のドームである高尺(コチョク)スカイドームも、最大収容人数は2万5000人と、東京ドーム(5万5000人)の半分にもならない規模だ。
「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」では、全国8カ所のアリーナで24公演、東京ドームと京セラドーム大阪でそれぞれ4公演の全32公演が行われるというが、この規模のツアーは韓国では実現不可能といってもいいだろう。
(参考記事:東方神起が久々の韓国公演!! だが、意外と知られていない日韓コンサート事情とは?)
特筆すべきことは、こうした日本と韓国のコンサート会場の規模の違いを差し置いても、東方神起がこれまで日本で行ったツアーで打ち立ててきた記録の数々が桁違いであることだろう。
例えば、2013年には、アジア出身アーティストとしては史上初めて5大ドームツアーを開催。同年には海外アーティストとして初めて日産スタジアムでライブを行っている。
また、2012~2014年の3年間には、ライブツアーに200万人以上のファンを動員したが、これは海外アーティストとして史上最速のスピードだという。
活動再開後のツアーも記録づくしだ。
昨年11月から行われた5大ドームツアー『東方神起 LIVE TOUR 2017~Begin Again~』では、全体の観客動員数も100万人を突破し、海外アーティストの単独ツアー史上最多を記録。
このツアーでは追加公演としてアーティスト史上初となる日産スタジアム3デイズ公演も実施している。
2005年の日本デビュー当初は無名の新人としてスタートし、ショッピングモールでの公演やストリートライブなども行っていた東方神起だが、現在はこれほど多くの記録を樹立しているのだから凄いの一言に尽きるだろう。
(参考記事:誕生秘話と苦難を乗り越えて掴んだ栄光…東方神起とSMエンターテインメントの“光と影”)
そして、こうした数々の記録もまた、東方神起が「K-POP日本進出の道を切り拓いた」と評価される所以でもある。昨今、多くのK-POPアーティストたちが日本でドーム公演やアリーナツアーを開催しているが、その始まりのキッカケを作ったという意味で、東方神起が果たしてきた役割は大きいと言える。
そんな東方神起が復帰後初のオリジナルアルバムを引っ提げて行う全国アリーナツアー。来年1月まで続くツアーがどのような反響を呼ぶか、どのような記録を打ち立てるのか。引き続き注目していきたい。