減量失敗のRENA欠場「自分はプロとして失格」
「RIZIN.14」第1試合でサマンサ・ジャン=フランソワ(フランス/31)との対戦が予定されながら、減量失敗により失格となったRENAについて、会場のさいたまスーパーアリーナ内インタビュールームで榊原信行 RIZIN実行委員長の会見が行われ、正式に欠場が発表された。
RENAは昨日30日の計量に向け最終の体重調整を行っている際に倒れ、病院へ直行。過度の貧血および脱水症状と診断されていた。
欠場決定の経緯について榊原代表は「シュートボクシング、RENA選手と連絡を取りながら体調の回復を待ち、出場の可能性を探っていた。対戦相手のサマンサ選手も『RENAがやれるのなら待つ』と言ってくれたが、最終的に主催者として試合をさせる体調にはないと判断した」と語った。
RENAは今回、第1試合出場を自ら志願。29日のインタビューではその理由について「(第1試合に出て飛びつき腕十字で勝利した)2015年のようにインパクトを残して、あとの試合の皆さんにつなげたい」と語っていたが、同時に「試合間隔が空いてぽっちゃりしたので(体重を)落とすのが大変だった」と、いつも以上の減量幅と減量苦も吐露していた。
現在のRENAについての榊原代表のコメントは以下の通り。
「すでに退院はしているが、頭痛がおさまらない状況。今回の件については『自分はプロとして失格』と意気消沈している。主催者としてもその通りだと思うが、本人も強くそれを自覚している。犯したことの大きさ、悔しさ、申し訳なさ、いろんな感情が沸いていると思う」
この結果、今大会は1試合減り13試合となる。