捕手をやめるなんて言ってない。33歳のベテランが、ポジション転向を否定
7月12日、フランシスコ・セベリ(ピッツバーグ・パイレーツ)はインスタグラムに、マスクをかぶってカメラを見つめる写真をアップし、こう綴った。「捕手をやめると僕が発言したというのは、正しくない。僕の望みは、再び投球を受けること」
これは、7月7日にDKPittsburghSports.comのデヤン・コバチェビッチが発表した、「独占:セベリは捕手をやめることを決心した」という記事に対するものだ。コバチェビッチは、セベリが「もう十分だ。今回は違う。こんなふうに生きることはできない」と語った、と紹介している。
5月下旬から、セベリは故障者リストに入っている。2017年以降、脳震盪あるいはその後遺症で離脱するのは、これが5度目だ。セベリは33歳。昨シーズン限りで引退したジョー・マウアーは、脳震盪によって、31歳を迎える前に捕手から一塁手へ転向した。
一方、コバチェビッチは7月13日の記事で、気持ちが変わったのだろう、と書いている。
セベリの最大の長所は、ディフェンスだ。フレーミングに長けた捕手として、29歳の時に初めてレギュラーとなった。バッティングは、選球眼に優れているものの、パワーに欠ける。シーズン本塁打は、2018年の12本が最多。二塁打も、シーズン20本に達したことはない。
3年3100万ドルの契約は、今シーズン終了とともに満了する。捕手でなくなれば、セベリと契約する球団は、出てこないかもしれない。