長期実践型インターンを大学生にすすめる6つの理由
日本国が、大学生へのインターンシップを推進するようになって約15年。橋本内閣の当時に推進が決定されて、全国の70%以上の大学で単位化などの形ですでに推進されているものの、その90%以上は2週間前後にとどまる、いわば「短期見学・体験型」ばかりだ。
そんな中、昨年3月には経済産業省が専門家による委員会の提言として「中長期実践型インターン」(1ヶ月〜半年程度)の推進を明記し、大学を所管する文部科学省も昨年8月にやはり、専門家による委員会の提言として「中長期実践型インターン」(1ヶ月〜半年程度)の教育的に有効性と推進の方針を示している。こうした中、長期実践型インターンに及び腰だった大学も本格的に取り組みを始めつつある。
高知大学や立教大学などでは、学部在籍中に半年間のインターンに参加しても卒業が可能なカリキュラムを編成したり、1ヶ月半程度のインターンは、岐阜県内すべての大学・短大で単位として認められるようになっている(大学コンソーシアム互換科目として)
ここでいう、長期実践型インターンとは、1ヶ月〜6ヶ月、魅力ある中小・ベンチャー企業の経営者の下に弟子入りし、新規事業などをhん格的に取り組むという、まさに「ホンキ系」なプログラム。採用の青田刈りや見学・体験を旨としたものとは違います。
そんな中で、国立大学客員准教授の著者から
大学生には心から「長期実践型インターンがいい!」とおすすめしたい
対象は大学生で、以下のような方々を想定しています。
・おもろく魅力的な大人とぐっとつながりたい
・すごくおもろいことを、本気でしたい
・自分の限界にチャレンジして、その先の地平をみたい
・社会を変える力をつけたい
・圧倒的な成長をガツンとしたい。
では、さっそく著者がすすめる理由を6つに分けてご紹介します。
1:「こんな人になりたい」と思える大人達と一生モノの絆
厳選された、「自身でビジョンを描き、そこに向けて挑戦をし、試行錯誤をしている」そんな主体的な生き方をしている経営者のもとに、半年間弟子入りする経験ってすごく有意義だと思います。自分にとって「師匠」と呼べる存在を持てるかどうかは、極めて大事。著者自身にとっての師匠と呼べる人々とご縁も、今思えば弟子入りから始まりました。「ただでもいいのでバイトさせてください!」なんて。講演聞いたり遠くから見てるだけじゃ全然わかんない、一挙手一投足をすぐそばで感じられる機会は、プライスレス。そういうチャンスを得られるんだからこそ、ぜひトライしてほしいと思います。
2:小中高大で出会う大人の数より、きっともっと多くの大人との出会い
小学校から大学出るまでの16年間の間に、親とバイト先、塾や学校の先生以外の大人とどれだけちゃんと会うことがあるだろう。ほとんどない、という人が大半だと思う。G-netのホンキ系インターンに半年間取り組んだ子達への事後調査だと、期間中に新たに接した大人は約110人にものぼります。小中高大と16年間の学生生活で出会う大人の数よりも、きっと多くの大人と会うんだと思う。
年齢も属性の職業もちがう、いわば「未知との遭遇」が価値観を育み、ものさしを作っていく上において、極めて大事だと思うのです。
(これについてはブログ:自分の価値観は相対化からしか生まれないをご参照のこと)
3:入社数年後でも任されない、ホンキの仕事を担当する機会
人生で「ホンキ」になったことがある人は、そんなに多くないのでは。もちろん試験の前の晩に試験勉強で徹夜をした、一生懸命やったって人はたくさんいるでしょう。けれど、それってホンキって言うんだろうか?ホンキとは「寝ても覚めてもそのことばかり気になること」ってことだと考えます。
長期実践型インターンは「え、ここまで任せる?」っていうことまで、信じて任せてくれる。数百万の予算を預けて任せてくれたり、あるいは一人東京出張をして大手百貨店との商談を担当した子たちもいる。ホンキになれるって、すごい最高に楽しいことだと思う。
「働くなんて、就職してからすればいいのでは?」って言うけれど、就職して一人商談を任され、予算を任され、あるいは海外展開の担当者を担うのは入社何年目だろう?すごい機会がそこにあるのだ。
4:チャレンジする同世代の仲間とのつながり
そもそも、「デートより、バイトより、遊びより」長期実践型インターンを選ぶなんて、普通じゃない。とてもモチベーションの高いチャレンジする人たちばかりが参加をするプログラム。そういう同世代と仲間になれるって極めて刺激的だと思う。同じ時期に他の会社で長期実践型インターンにチャレンジする同期とは、キックオフ合宿や毎月ある集合研修で、ぐっと仲良くなれるし、やっぱり苦しい時に、同世代で別のフィールで頑張ってる友人の存在にどれだけ励まされるか。
しかも、他の多くの人がまだ選ばないチャレンジを一緒にした経験を共有していることは、すごい絆でしょう。インターン終えてからも、同期たちで飲みに行ったり色々と相談しあったりしているような関係性になっていくようです。
5:夢ややりたい事、そしてなりたい自分がわかってくる
夢ややりたいことって、結局自己分析なんかしたって出てくるはず無い。「ああなりたい!」と思えるあこがれに出会えるか。そして、いろいろな生き方や仕事と出会う中で、相対化して自身の価値観=ものさしを作っていくしかない。あ、このヒト違うなぁってこともあると思うけれど、それもハッピーなこと。だって、そうでないところに目指す姿があるって気付けるわけだから。そして、「類は友を呼ぶ」おt言うけれど、やっぱりカッコいいチャレンジをしている経営者の友達は、同じように魅力的な人々が多い。そういう出会いの中で、きっと夢ややりたいことに近づくと思うのです。僕自身も、弟子入りした師匠の交友関係でご縁を頂いた方に、次にまた弟子入りして…ってつながりの中で、やりたいことや夢を明確にしてこれたと思うから。
6:地域には活かされるべき魅力や、中小企業があると言う実感が生まれる
著者は以前正直言うと「中小企業って、大企業になれない弱く力のない人々の集まりじゃないか?」と思っていました。いまでは、その認識を持っていたことを恥じています。なぜなら、すごく魅力的でカッコイイ中小企業がいっぱいあることに気がついたから。
「うちのまちは何もない」っていう人もいっぱいいるけれど、絶対にそれは嘘だと今は確信を持って申し上げられます。。なぜなら、みんなそう言うのに、とても魅力的なヒトや会社や仕事があるってことに、気がついたからです。そしてインターンを通じてそれを身をもって、体感できるということはとても素敵なことだと思う。
最後に
カッコイイ大人と、ホンキなチャレンジをしたいならG-netの長期実践型インターンが良いと思う。
なぜなら、受け入れたいと申し込む企業のうち、2/3以上は断り厳選をしています。なぜなら、自身だって弟子入りしたいと思えるような魅力的な会社・経営者じゃなきゃ、学生に紹介したくないからです。
学生にとってみれば、半年ってすごい決断、だから。だから、会社選びやプロジェクト設計は妥協したくないもの。
(なお、企業にとってのこの取組の価値は、日経ビジネスオンラインのこの記事が参考になります)
もちろん、みんな誰もがしたらいいとは思いません。しかし冒頭に書いたような人々であれば、是非オススメしたい。
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また、全国各地の長期実践型インターン情報ポータルサイト ProjectIndexもご参照ください。