さいたま市民におなじみの「ぱど」がリブランディング。「ARIFT」に生まれ変わるそう
「ぱど」といえば、さいたま市民に最も有名なフリーペーパー(だろう)と思うのですが、実は、先の金曜日に届いた「ぱど」をもって「ぱど」としては終了!ということをご存じでしょうか。
現在の「ぱど」事業はいろいろと複雑化しているようなので、もしかしたら地域によっては「ぱど」として存続するのかもしれませんが、さいたま市近隣で配布されているものには終了のお知らせが載っています。
そもそも「ぱど」とは、「パーソナルアドバタイズメント=個人広告」を語源としていて、誰もが情報発信できる!という理念を元に生まれたフリーペーパーでした。元々は横浜のほうで創刊された「ぱど」は次々と事業を拡大し、2004年には発行部数1,200万部まで大きくなっていたようです。
しかしその後、SNSなどの登場によってネットによる個人の情報発信環境が出そろってしまった結果、スタイルの変更を余儀なくされている…というのが、個人的な印象ですね。発行の中心はいつのまにか埼玉県になっていたりします。また「株式会社ぱど」という社名は昨年の10月末をもって「株式会社Success Holders」へと変わっております。
そうした社名の変更等の経緯を経て、ついに「ぱど」の名前も変更されるというのが今日の話題です。今後は「ARIFT(ありふと)」という名前に変わるそう。ちなみに由来は「ありがとう」と「ぎふと」で、合わせて「ありふと」とのことです。
それにしても、です。「ぱど」って地域に密着したコアでユニークな情報がけっこう載っていたので、わりと楽しく読んでいたんですよね。さいたま市に住むみなさんの中でも「実は、ぱど…好きでした」みたいな人、少なく無いんじゃないかと。「ぱど」って名前の響きも好きだったなあ。
生まれ変わった「ARIFT」がどのような誌面になるのかはわかりませんが(コアターゲットを50代女性におくと宣言されています)、地域のマニアックな情報が読めなくなるとしたら、ちょっと寂しいですね。このあたり、このYahoo!クリエイターズの地域ライターが埋めていく感じになるのでしょうか。「ぱど」の代わりを任されるのだとしたら、責任重大です。
なお、今なら最終号が以下のリンク先よりPDFで読めます。ぜひ、今のうちに。
ぱど
1987年10月創刊
隔週金曜日発行
https://success-holders.inc/freepaper.html