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『鬼滅の刃』吾峠呼世晴先生を名乗る偽アカウント登場するもジャンプ編集部が否定。約1時間でスピード解決

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
吾峠呼世晴先生を名乗る偽アカウント。Googleのキャッシュより。筆者キャプチャ

 人気漫画『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴先生を名乗るアカウントが『Twitter』上に出現するも、少年ジャンプ編集部が「本人ではない」と5月18日に否定しました。

 つまり偽アカウントです。

またたく間に4万フォロワーを集める

 この偽アカウントが登場したのは5月17日の深夜(おそらくは5月18日の0時ごろ)。

 「ツイッター?始めました。吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)と申します」と投稿後、吾峠呼世晴先生にまつわる話題を次々とツイートし始めました。

 5月18日当日は『鬼滅の刃』完結の日ということもあってか、『鬼滅の刃』ファンが偽アカウントを次々とフォロー。

 またたく間に4万フォロワーを集める事態となりました。

偽アカウント登場からわずか40分でジャンプが否定

 これに対して素早い動きを見せたのが少年ジャンプ編集部のTwitter公式アカウントです。

 吾峠呼世晴先生の偽アカウントの投稿から、わずか40分ほどで「本人ではない」と否定する声明を発表。

 結果、偽アカウントはその数十分後にはアカウントを削除して消えました。

 偽アカウントは登場から1時間ほどで4万フォロワーを集めましたが、話題になったタイミングでジャンプが公式に否定、そこから数分後には偽アカウントが削除されるというとんでもなく速い流れでした。

 時系列にするとこう。

  • 5月18日0時ごろ:偽アカウント登場
  • 5月18日0時21分:偽アカウントが初ツイート
  • 5月18日0時59分:ジャンプ編集部が否定
  • 5月18日1時5分ごろ:偽アカウントが消える

 5月18日朝に多くの人が偽アカウントが現れたことを知ったときには、もう偽アカウントは消えてしまっているのです。ジャンプの動きがすごすぎます。

1ヶ月間は偽アカウントの復活に注意

 通常であれば偽アカウントの削除で一件落着ですが、今後1ヶ月間は注意する必要があります。

 というのも、『Twitter』ではアカウント削除後も1ヶ月間(30日間)は復活させられるからです。

30日が経過するまでの間は、アカウントを復活できるように、そのユーザー名やメールアドレスは削除したアカウントに関連付けられたままになります

復活を選択した場合、ホームタイムラインに自動的に移動します。ツイート、フォロワー数、いいねの数などが完全に復活するまでしばらくかかる場合があります。

出典:アカウントを復活させる方法

 そのため偽アカウント騒動がおさまったころを見計らって偽アカウントを復活→IDやアカウント名を変更して詐欺サイトなどに誘導するツイートを開始、という恐れがあります。

 あくまで可能性の話ではありますが、期限ギリギリなどに復活されると偽アカウントをフォローしている理由を忘れてしまっている人も多くなるため、偽アカウントをフォローしていた人は今後1ヶ月間はタイムライン上に変なツイートが現れていないか注意してください。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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