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【名古屋市】名古屋初!カスタムみそ汁専門店「みそ汁や まり福」さん

羽矢旬良ライター(名古屋市)

2023年9月30日に珍しいお店がオープンしました。店主は、国内外に多数の会員を持つ某大手料理教室の元講師。定食の添え物というイメージが強いみそ汁ですが、「地域によってみその風味や具に違いがあって面白く、工夫すれば一つで完結するおかずになる」と常々考えていたそうです。今回、環境や身近な人の後押しもあり、いよいよ自身がやりたかったお店をオープンさせました。

店内は、明るい和のテイストで、カウンター7席のみのこぢんまりとした作り。

料理を作ってくれる店主との距離が近く、自分がオーダーしたみそ汁が出来上がる様子を眺めながら待つ楽しみを味わえます。

カスタムみそ汁のオーダー方法は、まずだしを選びます。昆布をベースに、「かつお」または「にぼし」のどちらを合わせるか。
次に、みそ。「郡上みそ」「信州みそ」「赤みそ」「九州麦みそ」「手作りみそ(限定)」と5種類ありますのでお好みで。
この後、具となる旬の野菜の組み合わせを壁にかかったボードを見ながら選び、トッピングをつけたりセットにしたりして自分のオリジナルメニューをオーダーします。

実際はオーダーシートがありますので、オーダーのし方に困ることはありません。

今回筆者は、「にぼしだし」に「郡上みそ」、野菜は「A」を選び、ごはんと小鉢のついたセットメニューをオーダーしました。

カスタムみそ汁単品だと550円(税込)。+350円(税込)でごはん小鉢セットに
カスタムみそ汁単品だと550円(税込)。+350円(税込)でごはん小鉢セットに

大きめにカットされた野菜がたっぷりはいっていて、食べごたえがあります。郡上みそで作ったみそ汁は、大豆の風味をしっかり感じることができ、素朴な味わいのもので、とてもおいしい。

テーブルには味変用の調味料が置かれています。「粉チーズ」や「山椒(さんしょう)」がこれほどみそ汁に合うとは、少し以外でした。
さらに、ごはんにかけるふりかけも用意されて、これはだしを取ったあとの「にぼし」や「かつお」を低温でじっくり焼いて、ごまと塩で味をつけた自家製のものでした。

料理を3分の2ほど食べ終えたところで、カウンターに置かれていたPOPに気づきました。「みそ汁ぶっかけご飯」がおいしそう。

やってみました。最後は、これを木のスプーンでサラサラかき込んで完食。ごちそうさまでした。

この日、筆者は開店の少し前におじゃましてお話をお聞きしていたのですが、開店直後からお客さんが次々入って来て、すでに地元では認知されている存在のようですね。

和の装いのお客さんも。お店のテイストにマッチしていたため、撮影と掲載許可をいただいた
和の装いのお客さんも。お店のテイストにマッチしていたため、撮影と掲載許可をいただいた

野菜は週ごとに替わるそうなので、季節に応じた旬のものをバラエティ豊かに楽しめそうです。温もりが欲しい時、飲んだ翌日、故郷の味が懐かしくなった時などに訪れると、身も心も温めてくれそうなお店でした。みそ汁チケットを買うと、1杯分が無料になりますよ。

店舗情報

店名:みそ汁や まり福
住所:名古屋市瑞穂区瑞穂通7-31
TEL:090-8955-7093
営業時間:10:30〜15:00(Lo 14:30)
休日:日曜 月曜
公式Instagram
※訪問時の情報です。今後変更になる可能性がありますのでSNS等で確認後におでかけ下さい。

ライター(名古屋市)

名古屋生まれの名古屋育ち、現在は近郊在住。ライトなものからディープなものまで、名古屋のリアルを主観を添えてお伝えします。

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