Yahoo!ニュース

食器洗いから掃除までスッキリ!スキマブラシの決定版がダイソーにあった。

おそうじペコ掃除研究家・掃除ライター

100円ショップやホームセンターで便利アイテムとして「スキマ掃除、スキマ洗い用ブラシ」をよく見かけます。スポンジやたわしのサブとして、あると便利なスティックタイプのミニブラシです。

気軽に購入できるお値段のものが多いのですが、すぐに毛先が痛んだり思うようなスキマに届かなかったり意外と上手に使いこなすことができません。

そこでさまざまなタイプを試してみた結果、これは使える!と現在絶賛愛用中のスキマブラシを今日はご紹介しようと思います。

ダイソー スキマの達人シリーズ「食洗器・水切りカゴ洗い」

それは100円ショップダイソーさんのキッチンコーナーにあるスキマの達人シリーズです。
このシリーズにはいくつかの種類があるのですが、「食洗器・水切りカゴ洗い」のスリムブラシがとにかく秀逸なのです。

2本セットですが、このブラシに注目です!
2本セットですが、このブラシに注目です!

不織布でできた水切りカゴ洗いとスリムブラシの2本セットなのですが、今回ご紹介するのは先が湾曲した特徴的な形状のスリムブラシです。

使えるポイントその1:毛の質とボリューム

ブラシの先を押すとわかるのですが、1本の毛がとても細くて繊細です。それでいて材質はポリプロピレンなのでコシもしっかりしています。毛先が細いので、細かなスキマに入り込み小さなゴミや汚れを上手にかき出すことができます。

画像左:繊細な毛先 画像右:3列配列のたっぷりし毛量
画像左:繊細な毛先 画像右:3列配列のたっぷりし毛量

100円前後で購入できるスキマブラシの多くは毛のボリュームが控えめなのですが、断面を見るとたっぷりのブラシの毛束が3列並んでいてボリュームも幅も十分あるとわかります。

スキマに届きつつ、たっぷりの毛量で力強く洗うことができます。

使えるポイントその2:微妙な先端カーブ

ブラシ本体がゆるく湾曲した特徴的なデザインです。

普通のブラシでは1方向しか使えないので、毛先を使った作業がやりにくくなります。タテ・ヨコと2方向についたタイプもありますが、その分毛先のボリュームが少なくなってしまいます。

このブラシは毛先に向かって湾曲しつつ、まんべんなく全体に毛がついているのでヨコもタテもナナメでもどの方向にもしっかり毛先をあてて使うことができるんです。

使えるポイントその3:ヘラつき

ブラシの形状はもちろんですが、使えるスキマブラシの条件のひとつに「ヘラ(スクレーパー)付き」をあげたいと思います。

スキマブラシを使いたくなるシーンは細かい場所や、とりづらい汚れポイントだったりします。ヘラで汚れをはがして浮かせたり、かき出したりするとブラシの力を底上げできます。ブラシとヘラが一体型になった形状も高いポイントです。

スリムブラシの使いこなし方

次にこのスリムブラシの活用術をご紹介していきます。おすすめは3段階に分けた使い方です。

1段階は食器洗いのサブとして

まずは食器洗いのサブブラシとしてシンクにセットして使います。

洗いにくいボトルの底にもブラシの毛先がぴったり
洗いにくいボトルの底にもブラシの毛先がぴったり

毛先の繊細さを使った水筒やお弁当のフタの溝洗いに便利です。湾曲しているのでミニボトルの底も上手に洗うことができます。

スポンジやたわしの奥に入り込んだ野菜などの繊維やごみは、手でつまんでもなかなかとれないことがあります。そんな時、毛先でかき出すと取り出すことができます。

また、食器洗いだけではなく使用後の炊飯器の溝にたまったでんぷん質の汚れをかき出したりケトルのフィルターを洗うなど家電のお手入れにも便利です。

2段階はコンロ回りのお掃除用

シンク回りである程度使用した後は、IHコンロのお掃除に活用します。

調理台と本体のスキマにたまった油汚れをかき出します。ゴシゴシこするのではなく、力を入れずに毛先をあてて軽くこすると細かい汚れが上手にとれます。歯みがきのコツと同じです。

アルカリ性の洗剤を含ませてこするとこんなに汚れが!
アルカリ性の洗剤を含ませてこするとこんなに汚れが!

また毛先に洗剤を含ませて使うと、ぞうきんでは上手にとれない排気口やグリルの溝にたまった油汚れなども上手に落とすことができます。ブラシでこすり落とした後に、お湯拭きで仕上げるとスッキリしますよ。

3段階の最終的にはシンク掃除に

コンロ回りのお掃除に使い倒したら、最後はシンク掃除に使います。

水アカがこびりつきやすい水栓は、溝や付け根の汚れをヘラで軽くかき出してからブラシをあてるときれいに汚れが落ちます。

※ヘラを使用する際は傷つけないように注意してください。

排水口の水受けやゴミ受けなどのパーツ類は凹凸が多く細かいのですが、ボリュームのある毛先を使えば入り組んだ汚れも上手にお掃除できます。

普通のブラシでは届きにくい排水口の入口や周囲も、湾曲した毛先が複雑な形状にもフィットしてしっかりこすり洗いができます。

使いやすいだけでなく意外と長持ち!

食器洗いのサブ→コンロ回りのお手入れ→排水口の掃除 と3段階にわけておよそ三カ月ほどたっぷり使った後のブラシです。

多少毛先が開いていますがまだまだお掃除ブラシとして使えるので、かなり長持ちするといえるのではと思います。

毛先で繊細に汚れを落としながらも、ガシガシ洗えるタワシのような力強さも備えたこのブラシ、個人の感想としてはスリムブラシ単体2本のセットで販売をしてほしいくらい愛用しています。こんなに使いやすくて頼れるのにダイソーで気軽に購入できるというのもお気に入りのポイントです。

なくてもよいけど、あると意外と便利!使い始めたら家事が便利で楽しくなるのが便利アイテムのスリムブラシです。
使ってみようかな?と思われたら一度試してみてください。

掃除研究家・掃除ライター

資格等「ハウスキーピングコーディネーター2級」「掃除能力検定士5級」主な著作物「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」「魔法の1分そうじ」「お掃除やる気スイッチ」「ゆるく身につく家事のきほん」等。SNS、メディアを通じて掃除に関する情報を発信しています。日々、暮らしに役立つ掃除術について探求中。

おそうじペコの最近の記事