【100円アイテム活用術】こびりついた水アカはクエン酸シートで賢く落とす!
秋の気配を感じる今日この頃。
水回りの夏掃除ポイントがカビや湿気対策だとすると、これからの季節は乾燥との闘いです。
水気が蒸発する速度が速くなり、あの面倒な汚れが発生しやすくなるのです。
そう・・
白くてカリカリ、ちょっとやそっとでは落ちない
「水アカ」です!
そこで今回はかたくなった頑固な水アカを100円アイテムを使って上手に落とす方法をご紹介します。
水アカにおすすめの100円アイテム
水アカの正体はアルカリ性の汚れ
水回りの水分が乾燥で蒸発した後に残留してかたくこびりつく汚れが水アカです。
ベトベトした油汚れが酸性だとすると、水アカは逆のアルカリ性です。
一般的な掃除に使用するアルカリ性の洗剤を使用しても同じ性質を持つ水アカにはほとんど効果がありません。そこで、逆の酸性の性質を持つクエン酸で掃除をすると汚れが中和され落ちやすくなります。
クエン酸を含んだシートが便利
クエン酸を使ったおそうじアイテムは100円ショップにたくさんありますが、手軽に使えるアイテムとしておすすめなのが「おそうじピカラクシート(クエン酸配合)」です。
水アカに効果的なクエン酸がたっぷり配合されているシートなのですが、シートの材質が汚れを上手にかき取ることができる特殊繊維でできています。
このシートに少し工夫を加えると、さらに効果的に水アカを落とすことができます。
シートを使った水アカの落とし方
少し前から気になり始めたトイレの水受けタンクにできてしまった水アカです。この汚れをサンプルにして手順を説明します。
触ると固くカリカリになっているので、クエン酸水でふき取るだけでは落ちそうにありません。
シートを上手に使って落としていきます。
シートをお湯につける
シートはぬらして使用するのですが、水ではなく4~50度くらいのお湯に浸してあたためます。
クエン酸だけではなく、お湯の力であたためることでより汚れがゆるみやすくなります。
お湯シートを湿布する
水アカの上にシートを張り付け、上からラップをして密封します。お湯シートを冷まさず、クエン酸成分も浸透しやすくするためです。
この状態で15分ほど放置します。
円を描くように磨く
汚れがゆるんできたら、シートのかきとり面を使って円を描くように水アカを磨きます。
しつこい汚れは新しいシートを使う
汚れがうすくなってきましたが、まだうっすら汚れが残ります。
シートの表面がやわらかくなってくると、かきとり繊維の効果が弱くなります。汚れの速度が落ちてきたら新しいシートに交換してさらに磨きます。
クエン酸成分をふき取り仕上げる
汚れがゆるんだおかげで磨き落とすことができました。
クエン酸成分が残るとサビの原因になることがあるので、水拭きでしっかり成分をふき取り仕上げておしまいです。
足し算の工夫で賢くアイテムを活用!
水アカで汚れた筋がなくなり、すっきりリフレッシュしました。
汚れの性質を知ると、「何を使って落とそう」だけではなく「どうやって落とそう」という工夫も考えやすくなります。
手軽に使えるアイテムに、足し算の工夫を加えて上手にお掃除できるとより達成感が増しますよ!
水アカ対策にぜひやってみてくださいね。
使用上の注意点
かきとり繊維のシートは傷がつきにくくなっていますが、念のため使用前はテストしてから使ってください。また、くもり止めや防汚加工などのコーティングしてある場所、傷つきやすい素材には使えません。
クエン酸成分も配合されているので、塩素系の製品と一緒に使用しないでください。