文法?発音?翻訳者が教える【英語学習で社会人がまず始めに学ぶべきこと】
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回は英語学習で社会人がまず始めに学ぶべきことについて解説します。
結論から申し上げますと、私は社会人が英語を学ぶ場合には、まず始めに簡単な英文法について学ぶのが良いと考えています。
もちろん、どのように英語を学ぶかは人それぞれ違っていいのですが、例えば、文法が苦手な人は文法を避けてもいいと思いますし、発音が苦手な人は発音を避けてもいいと思います。
大切なのは継続することで、英語は一朝一夕で身につくものではありませんので、続けられるように無理なく楽しんで、というのが一番だと思います。
私の場合、15歳から本格的に英語の勉強を始めて、まず始めに簡単な英文法を学びました。どのように英語の文章を作るかということを学びました。
簡単な英文法の次には、発音を学び、発音を改善すると、英語が聞き取れるようになりました。英文法と発音を学んでからは、語彙を増やすことに取り組みました。
ですから、流れとしては【文法⇒発音(リスニング)⇒語彙】という感じです。私はゼロから独学で英語を学びました。
なぜ今回社会人に限定したかというと、幼いお子さんの場合、なかなか文法を学ぶのは大変かなと思ったからです。
私には3歳のおいっ子がいるのですが、英語の歌を歌ったりして英語を学んでいます。子供の場合には楽しむことが特に重要かもしれません。
前振りが長くなってしまいましたが、今回は英語初心者の方に向けて【英語の基本的な文章の作り方】について解説します。
英語学習で社会人がまず始めに学ぶべきこと:その①
今回は「私はピザを食べた」のような「誰が何をどうした」を伝える文章の作り方について解説します。
日本語では【私は⇒ピザを⇒食べた】のように【誰が⇒何を⇒どうした】の順番で情報を伝えていきますが、英語ではこれが【誰が⇒どうした⇒何を】の順番になります。
日本語:誰が⇒何を⇒どうした
英語:誰が⇒どうした⇒何を
例えば、
I ate sushi.(私は寿司を食べた)
「誰が」の部分に入る言葉を「主語」と言います。「主語」に使うことができるのは「名詞」だけです。
「何を」の部分に入る言葉を「目的語」と言います。「目的語」に使うことができるのは「名詞」だけです。
そして、「どうした」の部分に使うことができるのは「動詞」だけです。
名詞とは、人や動物や物や事の「名前」を表す言葉を言います。
I ate sushi.(私は寿司を食べた)
I =名詞(意味:私)
eat =動詞(意味:食べる)※ ate は eat の過去形
sushi =名詞(意味:寿司)
I did yoga.(私はヨガをした)
I =名詞(意味:私)
do =動詞(意味:する)※ did は do の過去形
yoga =名詞(意味:ヨガ)
I drank wine.(私はワインを飲んだ)
I =名詞(意味:私)
drink =動詞(意味:飲む)※ drank は drink の過去形
wine =名詞(意味:ワイン)
英語学習で社会人がまず始めに学ぶべきこと:その②
いかがでしたでしょうか?今回は英語の初心者の方に向けて、簡単な文章の作り方をご紹介しました。
今回ご紹介した「主語」と「目的語」、「動詞」と「名詞」の役割を覚えておけば、簡単な英語の文章が作れると思います。
英語の辞書を見ると、単語の隣に「動詞」や「名詞」などと書かれていると思います。「名詞」と書かれている単語は「主語」と「目的語」に使うことができます。
辞書を見ていると、「形容詞」と書かれている単語があると思います。形容詞とは、名詞を説明する言葉を言います。
例えば、「赤ワイン」は英語で red wine と言います。red は「赤い」という意味の形容詞です。wine は「ワイン」という意味の名詞です。red は wine を説明していますよね(⇒赤いワイン)。
辞書で「形容詞」と書かれた単語は、名詞の前にくっつけて、名詞を説明できる単語です。
I drank red wine.(私は赤ワインを飲んだ)
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『【英文法の勉強法】英語で文章を作るための2つのルール(初心者向け)』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものも含めて、英語でよく使われる2つの文章パターンについて解説しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
お読みいただきありがとうございました。