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スーパーボウルでマイケル・ジャクソンンの伝説再現を期待されるレディー・ガガ

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
スーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演するレディー・ガガ(三尾圭撮影)

TEXT&PHOTOS by KIYOSHI MIO

いよいよ明日、現地時間で2月5日(日本時間では2月6日早朝)に迫った第51回スーパーボウル。今年はニューイングランド・ペイトリオッツとアトランタ・ファルコンズが王者をかけて戦うが、その試合と同じくらい注目を集めているのがハーフタイム・ショーだ。

ハーフタイム・ショーに出演するレディー・ガガは選手以上の気合を入れてこの世界最高峰の舞台に備えている。

「このショーのための準備は、ショービジネス版のアスリートなの。私とダンサーたちは、このために何ヶ月もトレーニングを積んできた」

レディー・ガガは自宅の庭にスーパーボウルで使用するステージと同じ大きさのステージを設置。そのステージを巨大なテントで覆い囲み、そのテントの中でダンサーたちと何度もレッスンを繰り返してきた。

気になるショーの内容だが、「何の曲を歌うかとか、詳細は教えられないけど、私のこれまでのキャリアの中から(音楽の)ファンとフットボール・ファンが楽しめる曲を選びました」と語り、世界最大のスポーツの祭典に華を添えるに相応しいショーを全世界に届けることを約束した。

選手並のトレーニングを積んで、ハーフタイム・ショーに臨むレディー・ガガ
選手並のトレーニングを積んで、ハーフタイム・ショーに臨むレディー・ガガ

これまでに何度も奇想天外なアイデアでファンを沸かしてきたレディー・ガガが、普通にステージで歌うだけとは思えない。アスリート並のトレーニングを積んでいるとのヒントを明かしていることから、開閉式屋根を持つNRGスタジアムの屋根からフィールドまで降りてくる演出以外にも、ファンをどよめかすような大きな仕掛けが用意されていても不思議ではない。

13分間のハーフタイム・ショーのためのアイデアは「私が4歳のときから練り上げてきたもの」と言い、「これまでとどのように違いを見せるかが最も大きなチャレンジ。細かい部分までをどのように昇華させるか、そして音楽としても完成度の高いものにする。そのために、私はこのステージに立つの」と意気込みを口にする。

レディー・ガガはNRGスタジアムの開閉式屋根をどのように使ってくるのか?
レディー・ガガはNRGスタジアムの開閉式屋根をどのように使ってくるのか?

現地ではレディー・ガガのハーフタイム・ショーに対する期待値が、スーパーボウル史上最大級に高まっている。1993年にマイケル・ジャクソンが見せた圧巻のパフォオーマンスに並ぶ『後世まで語り継がれる伝説のスーパーボウル・ハーフタイム・ショー』にするとレディー・ガガは誓う。

「マイケル・ジャクソンのハーフタイム・ショーは、私の胸に強く刻まれた大好きな思い出の1つ。私も見てくれた方々が生涯大切にでき、忘れることのない思い出を与えたい。私のためではなく、見てくれる方のために最高のパフォーマンスをする」

アメリカはもちろんのこと、世界中から大きな注目を集めるスーパーボウル。日本だと月曜日の早朝にチャンネルを合わせることになるが、その価値は大いにあるスポーツと音楽の祭典になることは間違いない。

今年のスーパーボウルはTwo thumbs upなハーフタイムショーが期待できる
今年のスーパーボウルはTwo thumbs upなハーフタイムショーが期待できる
スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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