吉田麻也、山根視来の同僚、ギャラクシーの背番号10が契約を延長
LAギャラクシーがMF、リキ・プッチと契約を延長した。 今季から背番号10となったプッチは、2027年シーズン終了までギャラクシーのユニフォームを着る。
現在24歳のプッチは、2022年以降の3シーズンで、5月末までに全ての公式戦となる61試合に出場し、17ゴール21アシストをマーク。先発としては59試合、ピッチに立った。
2024年シーズン中にギャラクシーでプレーした15試合で、プッチは5ゴール、8アシスト。また、タッチ数が1603、パスを出した数は1440、そのうち1270を成功させている。
LAギャラクシーのグレッグ・ヴァニー監督は語った。
「リキは類まれな才能を持ち、非常に競争力のある選手だ。この契約延長は、リキが成し遂げたことを評価するものであると同時に、彼をチームの中心としてチャンピオンシップを狙うという我々の信念と試みの象徴と言える。 6度目のMLSカップ出場を目指す中で、リキがLAに定住できることに興奮している」
プッチは、スペイン、マタデペラ生まれで、U21スペイン代表に選出されたこともある。2013年からFCバルセロナの下部組織の一員となり、2018年にプロとなり、バルセロナBでプレーしながらトップチーム入りを目指した。42試合に出場したがレギュラーに定着できず、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)に活躍の場を移した。
今季のLAギャラクシーは、現時点で17試合を消化し、7勝3敗7引き分けの西地区4位。昨シーズンの終わりに日本代表で主将を務めた吉田麻也が加入し、今季の頭からはカタールW杯にも出場した山根視来を獲得している。ギャラクシーは、2002年、2005年、2011年、2012年、2014年と5度、MLS王者となったが、昨シーズンは8勝14敗12分で西地区14チーム中13位と不甲斐ない成績に終わった。ここ数年、低迷していたが、今季は復調の兆しを見せている。
ヴァニー監督の言葉通り、今後ギャラクシーが上を目指すにあたり、プッチは欠かせない選手だ。身長169センチと小柄ながら、確かな戦術眼を持つ。同じロスアンジェルスのライバルLAFCには順位で抜かれたが、どう巻き返していくかに注目したい。