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ワーケーションで滞在したい「関東の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

温泉に入りながら仕事をする。筆者はそんな「温泉ワーケーション」を長年、実践してきた。

仕事で疲れたら、温泉に入ってリフレッシュし、また仕事に励む。夏目漱石をはじめ、文豪たちが温泉地で執筆活動に勤しんだのも、温泉地という環境がクリエイティブな活動に向いていたからだろう。

関東地方に湧く温泉地の魅力は、なんといっても首都圏からのアクセスが便利なこと。まずは近場で温泉ワーケーションを始めてみてはいかがだろう。

ワーケーションで滞在したい関東の温泉地を5カ所紹介しよう。

①伊香保温泉(群馬県)

石段街がシンボルの湯街で、浴衣でのそぞろ歩きが似合う。温泉街の風情を味わうには最適。温泉街に宿は40軒ほど。飲食店もそこそこあるので、素泊まりで連泊する手もあり。伊香保温泉では「温泉Biz」という事業を通じて、ワーケーションの環境整備にも力を入れている。

②草津温泉(群馬県)

日本を代表する人気温泉地。標高1200mに位置するので避暑地としても活用されている。宿泊施設のバリエーションも日本有数であるから、自分の予算やニーズに合った宿を見つけやすいだろう。見どころも多く、ワーケーション初心者向けの温泉地である。冬は温泉街の近くにスキー場もオープンするので、ウインタースポーツが好きな人にもおすすめ。

③沢渡温泉(群馬県)

強酸性の草津温泉と比べて、マイルドな泉質のため「草津の仕上げ湯」と呼ばれる。坂道に小さな旅館が並ぶ温泉地で、ゆっくりと静かな時間を過ごしたい人に向いている。鮮度抜群の「沢渡温泉共同浴場」のほか、浴室が芸術的な美しさを誇る「まるほん旅館」など温泉好きに愛される温泉地。

④式根島(東京都)

いつもとまるで違う環境に身を置きたいという人におすすめ。東京から高速ジェット船で約3時間。島内には4カ所の温泉があり、そのうち3つが海岸に面した野趣あふれる露天風呂。海水浴やマリンスポーツを目当てで訪れる人も多い。宿のほとんどは小さな民宿なので、Wi-Fi等の環境は事前に確認しておきたい。

⑤箱根温泉郷(神奈川県)

新宿駅から箱根湯本駅まで特急で約95分。広範囲に温泉地が点在し、それぞれ源泉や観光スポットなど個性豊か。比較的、宿泊料の相場が高く、予算との兼ね合いがポイントになるが、最近はゲストハウスなど選択肢も増えている。箱根湯本駅の目の前にある「湯本富士屋ホテル」には温泉ワーケーションプランもある。また、アクセス至便かつ観光スポットが多数あるので、ワーケーションの前後に家族と合流するのもおすすめ。

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3800超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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