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ホークス武田翔太「超キレてた!」ファーム調整登板で150キロ、3回零封

田尻耕太郎スポーツライター

ストレートに自信、翔太スマイル

「今日はストレートが走っていました」

登板直後に声をかけると、いつもの翔太スマイル。それは自信の笑みだった。

ソフトバンクの武田翔太が31日のウエスタン・リーグのオリックス戦(タマホームスタジアム筑後)に先発。予定の3回を投げて無失点。被安打2、奪三振3、与四球1の内容だった。

テーマは直球。「引っ掻く悪い癖を修正したい」と、それまでのノーワインドアップ投法からセットポジションに変更。さらに「倉野コーチと一緒に下半身のトレーニングも行った。その成果が出たと思う」と話した。

引っ掻く悪癖は修正された

リリースポイントの瞬間の叩くようなイメージが戻ってきた。147キロ前後をコンスタントにマーク。最速150キロを記録した。

「直球の感じが戻ってきましたね。超キレていたと思う。細かいコントロールの精度を上げないといけないけど、良かった時の感じに近いです」

原点回帰し、入団1年目(8勝1敗、防御率1.07)の投球フォームを参考にしているという。次回登板は未定だが、大事な終盤戦へ欠かせない戦力だけに工藤ホークスにとってはまた大きなプラス材料になる。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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